【エンダースキーマ】革靴っぽくも履けるフットボールシューズ着想の新作スリッポン【大人がこのスニーカーを買う理由|小澤匡行】
「新作で発売されたばかりのエンダースキーマのスリッポンシューズです。トレーニングシューズからインスピレーションを得たガムソールや、甲部分には90年代後半から2000年代初期のフットボールシューズを彷彿とさせるステッチのデザインも反映されています。スリッポンだから革靴風にも見えるし、ソールを見ればスニーカー風にも使えるし、上手だなと思います」 【写真】エンダースキーマほか。大人が選ぶべきスニーカーをチェック!
「フットボールシューズがトレンドだから履きたいとなるのは、よくあることですが、それをエンダースキーマのようにスリッポンでつくってみようと思うのはまた別の発想です。なんというか、実は近いところにお互いがいるけれど、一般的にはその距離や相性に気づかないもの同士をツイストすることで、こういう見え方があるんだとか、こういう履き方があるんだと、気づかせてくれるのがエンダースキーマの良さです」
「エンダースキーマの『mip(エム・アイ・ピー/manual industrial productsの略称。傑作シューズを手工業で革靴として生産するシリーズ)』もそうですよね? 例えば名品バッシュをオールレザーでつくるというのは突飛なアイデアだけど、レザーにすると今まで気づかなかったディテールのよさを発見できたり。そのアプローチがいいなと思うんですよ。 『デリダ』も同じです。意外と思いつきにくいアイデアを、しっかりとした生産背景のある工場でつくると、こんな風にいいものが完成します。このスニーカーはいろんな視点から見て、ありだなと思う一足です」(小澤)