記憶から消したい…。リバプール、21世紀最悪の選手(2)大ミスが致命打に…。スペインでは大活躍も
イングランドを代表する名門クラブであるリバプールには、これまで数多くの選手が在籍してきた。スティーブン・ジェラードらクラブ史に残る活躍を披露した選手がいた一方で、期待に応えられなかった選手も数多くいる。今回は、21世紀以降のリバプールにおいて期待外れな結果に終わった選手をピックアップして紹介する。※在籍期間、移籍金、通算成績は『transfermarkt』を参照
FW:イアゴ・アスパス(元スペイン代表) 生年月日:1987年8月1日 在籍期間:2013年夏~2015年夏 移籍金:1080万ユーロ(約17.8億円) クラブ通算成績:15試合1得点1アシスト 現在セルタ・デ・ビーゴで主将を務めるイアゴ・アスパスは、ラ・リーガで現役のスペイン人選手では最多となる通算159ゴールを記録している。そんな実力者であってもリバプールでは成功を収めることができなかった。 セルタに所属していた2012/13シーズンにラ・リーガで初の2桁ゴールを記録したことで注目を集めたアスパスは、2013年夏にリバプールへと引き抜かれた。 背番号は9を与えられるなど大きな期待を背負っていたが、当時リーグ最強の破壊力を誇ったルイス・スアレスとダニエル・スタリッジを前に出場機会は限定的で、公式戦通算15試合1得点1アシストと、才能の片鱗を見せつけることができなかった。 リバプールで上手くいかなかったことを象徴するプレーが、第36節チェルシー戦の試合終了間際に犯してしまったミスである。1点ビハインドの状況でコーナーキックのキッカーを任されていたアスパスだったが、不意を突いてマイナスに出した彼のパスがそのままチェルシーMFウィリアンへと渡り、試合終盤に追いつくチャンスを安易なミスで潰してしまったのだ。 奇しくもこの大ミスがリバプールでのラストプレーとなり、2014年夏に期限付き移籍という形でセビージャへと放出。翌年に完全移籍へと移行し、持ち前の得点力を発揮できないままリバプールでの旅を終えた。
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