「消滅可能性自治体」に日本屈指の観光地が…「真夏でも涼しい街」移住者増加の勝浦も
人口減少によって、「2050年までに全国のおよそ4割の自治体が消滅する可能性がある」という報告書が公表されました。 【画像】函館・日光・秩父・箱根の名前もリストに…744の自治体が消滅する可能性?
■日本屈指の観光地が…消滅の可能性?
人口戦略会議 増田寛也副議長 「最終的には消滅する可能性が高いと、このような推測をしたものです」 民間の有識者らで作る人口戦略会議が公表した「消滅可能性自治体」。全国1729の4割にあたる744の自治体が将来、消滅する可能性があるとされる。 そのリストには、日本屈指の観光地である函館・日光・秩父・箱根の名前もあった。 箱根町立箱根幼稚園 金井潤子園長 「年々、子どもは減っているところです。名前があがるたびに、町としては色々な方策を考えているので。『消滅』が消えるといいなと思っている」
■「真夏でも涼しい街」勝浦市も…なぜ?
「100年以上猛暑日になったことがない街」として話題になったあの町も…。 地元の人 「私はクーラーもつけないし、扇風機もつけないし、窓も開けない」 「めっちゃ涼しいですよ。朝晩寒い」 「真夏でも涼しい街」として注目の千葉県勝浦市。去年7月、市が運営する無料の駐車場はすぐに満車になった。海は多くの家族連れなどでにぎわい、かき氷店には大行列ができた。 勝浦市によると、移住に関する問い合わせが去年だけで約400件あったという。年々、移住者も増えている勝浦市が、なぜ消滅可能性自治体になるのか? 魚の角煮店 従業員(80代) 「どんどん少なくなってるからね。人口がね。だって、小学校に行くのだって、ここ通るの何人もいないもの。中学生もそうだけどね」 30年前に東京から移住した人(60代) 「残念ですけどね。若い世代が働く、働き口がないというのが大きいですね」 (「羽鳥慎一 モーニングショー」2024年4月25日放送分より)
テレビ朝日