マイリー・サイラス、グラミーで父親の名だけ出さなかった理由。いびつな親子関係に迫る
今月初めに開催されたグラミー賞授賞式。マイリー・サイラスが「最優秀ポップソロパフォーマンス賞」で自身初となるグラミーを獲得。すぐに「最優秀レコード賞」で2つ目のグラミー賞も受賞した。マイリーは授賞スピーチで母のティッシュと姉のグランディ、交際中のマックス・モランド、そしてチームやスタッフに感謝のメッセージを送ったが、父でカントリーシンガーのビリー・レイ・サイラスについてはスルー。最後にマイリーは「本当にありがとう。誰の名前も忘れていないよね? 下着を履くのは忘れちゃったみたいだけど!」とジョークを飛ばした。会場からは笑いが上がったが、ファンやマスコミは「ここまで念を押してビリーの名前を出さなかったのは、一体なぜ?」と騒然。当然、不仲説が浮上している。そこで今回はマイリーと両親の関係をプレイバック。父との複雑な関係と、その裏にある母娘の愛情関係を分析する。 【写真】マイリー・サイラスの物議をかもしたドレスアルバム
癒着に見えるほどの仲良し家族
ビリー・レイ・サイラスとティッシュ・サイラスは1991年にクラブで出会い、1993年12月28日に結婚する。ちなみにマイリーはリアム・ヘムズワースと2018年12月23日に結婚。サイラス一家はマイリーの結婚とビリーとティッシュの結婚25周年を同時に祝った。当時の彼女たちがとても仲良し家族、見ようによっては仲が良すぎる親子だったことが窺える。
ビリー(右から3人目)とティッシュ(左端)の間には3人の子どもがいる。最初に生まれたのはマイリー。その後に弟のブライソン(左から2人目)、妹のノア(左から3人目)が生まれている。ティッシュは前のパートナーとの間に娘ブランディ(右から2人目)と息子トレイスをもうけている。この子どもたちもマイリー同様、現在両親と複雑な関係になっている。そのあたりは後半で改めてご紹介。
父は芸能界入りに反対「傷つくことを恐れていた」
マイリーは9歳でビリーのテレビ番組で正式にデビュー、13歳のときシットコム「シークレット・アイドル ハンナ・モンタナ」で大ブレイクする。しかし両親は娘の芸能活動に正反対の態度をとっていた。マイリーは「ハンナ・モンタナのオーディションを受けるのには父を説得しなくてはならなかった」「拒絶されて傷つく経験を私にさせたくなかったんだと思う」と回想。父から猛反対されたと語っている。