マンC、出場停止処分中のMFポグバ獲得を検討? 2025年3月から出場が可能に
マンチェスター・シティが、元フランス代表MFポール・ポグバの獲得を検討しているようだ。14日、イギリス紙『インディペンデント』が伝えている。 現在31歳のポグバは2012年夏にマンチェスター・ユナイテッドからユヴェントスに加入し、主軸としてセリエAの4連覇に貢献。2016年夏に当時の史上最高額の移籍金となる1億500万ユーロ(約170億円)で再びマンチェスター・ユナイテッドに加入し、同クラブでは公式戦通算233試合に出場した。また、2018年にはフランス代表でFIFAワールドカップロシアを制覇。2022年夏にフリー移籍でユヴェントスに復帰した。 しかし、2023年8月に試合後の薬物検査で、筋力増強などの作用があるテストステロン値の上昇が確認され、イタリア反ドーピング機構(NADO)から暫定的な資格停止処分を科された。同選手は検査結果を不服として再検査を実施したが、新たに採取したBサンプルでも再び陽性反応。2024年2月にイタリア反ドーピング裁決機関(TNA)から4年間の出場停止処分を科されていた。 それでも、この処分に納得できなかったポグバはスポーツ仲裁裁判所(CAS)に提訴。これを受け、CASは今年10月、ポグバのドーピング剤の「誤摂取」を認めて同選手の処分を軽減し、出場停止処分は18カ月に短縮され、2025年3月からの試合出場が可能となった。 だが、ポグバは他クラブでの再出発が自身のキャリアにとって最善の選択であると考え、2024年11月30日をもってユヴェントスと双方合意の上での契約解除となり、現在はフリーとなっている。そんな同選手に対してマンチェスター・シティが関心を示しているという。 マンチェスター・シティではバロンドールを受賞したスペイン代表MFロドリが右ひざ前十字じん帯および半月板を損傷し、長期離脱を余儀なくされていることが大きな痛手となり、直近の公式戦10試合でわずか1勝(2分け7敗)と苦しいチーム状態となっている。 このような状況から、中盤の補強を画策しているマンチェスター・シティはフリーとなっているポグバに移籍の可能性を打診したという。 なお、現時点で獲得に近づいているわけではなく、ポグバ自身は再びトップレベルでプレーすることを望んでいるものの、かつてマンチェスター・ユナイテッドに所属していたことから、古巣の地元ライバルであるマンチェスター・シティに加入することには消極的であることも指摘されているが、果たして交渉が成立することはあるのだろうか。
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