ハヤシライスの由来「早矢仕さん」説も…ゆかりの恵那市でダムえなハヤシ
恵那峡(岐阜県恵那、中津川市)の「大井ダム」が完成して100周年になるのを記念し、恵那市内の飲食店6店がダム形のハヤシライス「大井ダムえなハヤシ」を考案した。12~15日には大井ダムなどで100周年関連のイベントや式典があり、会場でも提供する。 【写真】鮮やかな色の対比「雲仙牛オムハヤシ」
企画したのは、6店でつくる「えなハヤシの会」。地元・岩村藩の藩医だった早矢仕有的(はやしゆうてき)(1837~1901年)の名からハヤシライスになったとのエピソードにちなんで、ハヤシライスに着目した。材料に特産の「寒天」、恵那山麓寒天育ちの「三浦豚」を使用したものを「えなハヤシ」とし、各店独自の味付けやトッピング、盛りつけでおいしさを追求してきた。
今回考案した大井ダムえなハヤシは、見た目を「ダム」のようにするために各店舗共通のご飯の型を製作。パプリカで恵那峡大橋を表現したり、唐揚げやサトイモで岩をイメージしたりと、店ごとにこだわりの一皿になっている。
同会の安藤良一会長(52)は「大井ダムえなハヤシを通じて、恵那をより盛り上げたい」と力を込めた。