【カブガールが行く】クルマとバイクの車載工具を比較!予期せぬトラブルに備える秘訣とは
バイクの車載工具をチェックしてみた
車の車載工具をチェックしたところで、次はバイクのお話です。バイクの場合は車よりも細かな工具を種類多く積載する傾向がありますが、逆に車体を持ち上げるためのジャッキなどは積んでいません。 今回は我が家の愛車であるホンダ『クロスカブ110』とスズキ『Vストローム650』に積んでいる車載工具を一例としてご紹介します。 まずはVストロームから。ロングツーリングの機会が多いVストロームには、トラブルに備えて少し多めに工具を積載しています。 基本として、まずはプラグレンチ・延長パイプ・スパナ・アクスルシャフト用メガネレンチ・六角レンチ・ドライバー・プライヤー。 続いて、さらに種類が豊富な六角レンチ・マルチツール(ナイフは付属していないものです)・小型ラチェットドライバーセット。 基本の工具と被っている内容も多いですが、種類が多い割に小さなポーチに収まるため予備として積載しています。 そして最後がパンク応急処置キットです。 ロングツーリング中に山道を走る機会が多いVストロームは、街乗りメインのバイクに比べるとパンクのリスクを抱えています。いざという時は自力で応急処置をして、タイヤ交換ができる店まで走る心づもりが必要なのです。 続いてはクロスカブです。クロスカブには、軽量で最低限の車載工具としてプライヤー・六角レンチ・潤滑材ペンタイプ・スパナ・ドライバーを積載しています。 筆者がこれまでバイクに乗ってきて実際に車載工具を使用したトラブルは、ミラーが緩んでしまった時とテールランプが切れてしまった時の2パターンがありました。 どちらのトラブルも対処をしなければ走り続けることはできませんが、車載工具さえあれば(テールランプの場合は新しいバルブも必要です)サッと直してツーリングを再開できるので、時間をロスしたくない旅先では必需品なのです。 ただし…久しぶりにすべての工具を取り出してよく見てみると、ドライバーが錆びていたり、六角レンチがねじれていたりと故障を発見してしまいました。 う~ん、これは買い替えた方がよそうですね。車載工具は「積んでおきさえすれば安心」なのではなく、時々取り出して点検をすることも大切なのでした。 後編では、JAFへの入会もオススメな理由について紹介していきます。 文/高木はるか アウトドア系ライター。つよく、しぶとく、たくましくをモットーにバイクとキャンプしてます。 愛車はversys650、クロスカブ110、スーパーカブ90。 高木はるかの記事は下記のサイトから https://riding-camping-haruka.com 編集/inox.
@DIME編集部