ダイドー グループHD 三原真紀子氏「DyDoが選ばれるために、点を線に、線を面に繋げる」
──2025年に向けて見えてきた課題は何ですか。
2024年は、「フリスクスパークリング」をはじめ、大きな話題もつくることができましたが、ひとつひとつの話題が、点と点になっており、必ずしもDyDoのコーポレートブランドには繋がっていないのが現状です。ブランド調査においても、DyDoブランドに関するイメージは「コーヒー」や「自動販売機」などの機能的なイメージが上位を占める状況に変化はありませんでした。 現在、DyDoグループとしてのコーポレートブランディングを推し進めるなかで、DyDoの商品やサービスを通じて、ブランド提供価値である「元気」「わくわく」「サプライズ」「安心」を、あらゆるステークホルダーに感じていただき、その体験が、商品や自動販売機をはじめとしたあらゆる面で、DyDoを選んでいただく理由に繋がる取り組みの必要性をあらためて感じています。
──2025年にチャレンジしたいことを教えてください。
「百聞は一見に如かず」と言いますが、2025年は、グループの事業活動や、商品や自動販売機に話題の種を、点と点を結び線に繋げ、そして線を繋げて面に見せる。DyDoグループの取り組みや商品や自動販売機をしっかり話題化するために、デザインの力を借りた可視化や、ストーリーづくり、一貫性のあるコミュニケーション活動など、世の中にしっかり伝わる仕掛けづくりを、愚直に行いたいと思います。 また、2025年はDyDoグループの中核であるダイドードリンコが創業50周年の年です。この節目のタイミングを、次の50年のスタートとし、世界中の人々が「こころとからだに、おいしいものを。」提供しているブランドとしてDyDoブランドを知っていただき、世の中のお役に立てていることが、当たり前に知られているようなコーポレートブランドを構築していきたいと思います。 ・年末年始企画「IN/OUT 2025」の記事一覧
編集部