モーガンとピニンファリーナのコラボモデル「ミッドサマー」は、2024年夏のグッドウッドで初公開!
時代を超えたモーガンのシルエットを再解釈
2024年5月16日、モーガン モーターカンパニーとピニンファリーナは、コーチビルドの祭典「ミッドサマー(Midsummer)」を開催。これを記念した特別プロジェクトとして、両社によるコラボレーション モデル「ミッドサマー」を50台限定で生産。2024年7月に開催されるグッドウッド フェスティバル of スピードで初公開される。 【写真はこちら】生産はモーガン創立115周年にあたる2024年に開始され、2025年中には終了する予定(全11枚) ミッドサマーとは夏の盛りを意味するが、モーガンの工場のある街に近い丘陵地帯「ミッドサマー ヒル」にも由来する。 ミッドサマーは、モーガンとピニンファリーナの2世紀以上にわたるコーチビルドの経験をたたえる特別プロジェクトだ。そのスタイリングは、いかにもモーガンらしいバルケッタ(イタリア語の「小舟」から転じてオープンカーを意味する)だ。だがそのプロポーションは、ピニンファリーナの象徴的なデザインを彷彿とさせる。 モーガン車を象徴する前後のウイング(フェンダー)は、ピニンファリーナにより空力の最適化が図られている。フロントウイングの前面とノーズはホイールと同心円状にあるのも特徴的で、他のモーガン車との差別化を図っている。鍛造の19インチホイールは、わずか10kgという軽量で専用設計のものだ。 フロントビューでは、半月の形を特徴とする馬蹄形のグリルと、シルバーのインサート入りヘッドランプが目をひく。この半月の形状はデザイン上の特徴であると同時に、グリル開口部内の空気の流れを方向づけるのにも役立つ。ロングテールは、このクルマのエレガントさを強調し、新デザインのテールランプは半分面取りされたポッド内に収まっている。 ボディパネルは250時間以上かけて製造されたアルミニウム製だが、ダッシュボード上部やドア上部などには厚さ0.6mm以下のチーク材を手作業で400層以上も重ねて使われている。これらは83平方メートルものチーク材を30時間以上かけて巧みに製作している。