大絵馬を来年の「辰」にかけ替え 和歌山、丹生官省符神社
高野山を開いた弘法大師空海が約1200年前に創建したと伝わる和歌山県九度山町の世界遺産・丹生官省符神社で3日、干支の大絵馬が今年の「卯」から来年の「辰」にかけ替えられた。1993年から続く恒例の迎春行事。 大絵馬は幅約3メートル、高さ約2.1メートルの五角形。緑色の竜が金色に輝く雲間から顔を出し、神社一帯を見守っている姿が絵の具で描かれている。 奉納奉告祭で宮崎志郎宮司(75)が祝詞を述べ、新旧大絵馬のおはらいをした。宮司は「来年こそは昇り竜のごとく、上昇機運に乗っていただければ」と話した。