希望を胸に上京 県出身「学生寮」の春 2食付き4万円、門限は夜10時 同郷の仲間と助け合い夢実現へ
朝食と夕食は食堂で。 洗濯機や炊事場、それに風呂は共用。 門限は夜10時です。
■交流深まる寮生活
寮生による「自治会」があり、ゴミ出しや掃除は当番制で実施、交流を深めるイベントも開催しています。 信濃学寮 事務長兼寮長・江崎好光さん: 「出身は一緒ですけど、高校も違うし、通ってる大学も違う。大学には大学で友達がいて寮に戻ってくれば違う大学の方とお付き合いができるというところが一番いいところ」
寮生はー。 上田市出身・2年生: 「友達といる時間が多くて寂しさを感じる時間がないし、ご飯を食べるときもお風呂入るときも一緒にいられるので、ずっと学校が続いてるって感じで僕はすごく好き」
下條村出身・2年生: 「最初は落ち着かなかったけど、一年たってのんびりできる場所かな。共通の話題がたくさんあったりして同じ高校の人もいるので楽しい」
■共同生活で助け合い 夢実現へ
この春、入寮したのは32人です。 パソコンなど運びこんだ村木裕太さん(18)は松本市出身。 東京大学の文科1類に現役で合格しました。 新入寮生・村木裕太さん(18): 「(東大は)昔から憧れた大学でありますし、目標にしてたところで入れてよかったなと。東京生活が初めてで不安なところも多かったので同じ長野出身の方と共同生活をして助けあえる環境にすごく魅力を感じました」
将来は得意な英語を生かし、海外で活躍したいと考えています。 村木裕太さん: 「文科1類のあとに法学部に進学できたらと思ってるので、国際法や国際関係を勉強して、はっきりと決まってるわけではないけど、外交官など専門的な職業につきたい」
炊事場で、昼食のカレーうどんを作るのは小諸市出身の高橋龍之介さん(18)。東京経済大学に入学します。 引っ越しを済ませ寮生活は3日目。 新入寮生(小諸市出身)・高橋龍之介さん(18): 「自炊、そんな得意な方ではないので、そうなってくると食費というのもあるし、食事付きはすごくありがたい」 「(家を出て寂しさはありますか?)ちょっとありますね(笑)」