【パリ五輪】1500mの後藤夢は敗者復活戦で初舞台終わる「自分の力をもっと引き上げないと」
◇パリ五輪・陸上競技(8月1日~11日/フランス・パリ)7日目 パリ五輪・陸上競技7日目のモーニングセッションが行われ、女子1500m敗者復活戦1組に出場した後藤夢(ユニクロ)は4分10秒40で11着。準決勝進出はならなかった。 パリ五輪メダリスト&日本人成績をチェック! 速い展開の中で後方からレースを進めた。先頭が1周目を58秒台で入るなか、後藤は63秒台。その後は800mを2分11秒台、1200mは3分19秒台で通過した。国内レースでは比較的好ペースだが、世界は違う。大きな差がついた。 「昨日と同様、その実力の差というか、(世界の選手たちは)見ているところがやっぱり違うんだなっていうところは、すごく痛感させられました」 前日の予選は自己タイの4分09秒41で組13着。「記録的には出やすい競技場っていうのは、すごく意識はしていた」。だからこそ、さらなる記録更新を狙っていたが、結果は実らず。「今日のチャレンジはすごく今後の自分には大きなものだったと思うんですけど、それをものにできなかった弱さがやっぱり出ちゃったかな」と振り返った。 予選は自己タイ、敗者復活戦も自己ベストから約1秒遅れ。「それなりのタイムで2本まとめられたのは収穫」としながらも、現状をしっかりと認識した。 「位置取りも、着順のためにはよりこだわっていかないといけないんですけど、まだそこに絡めるだけの力がないというのをこの2レースで感じました。自分の力をもっと引き上げないと」 初めて立った夢舞台。後藤はさらなる進化を誓った。
月陸編集部