NATOのサイバー演習に日本から過去最多参加 背景に中国の台頭
北大西洋条約機構(NATO)は11月27日~12月6日、エストニアの首都タリンでサイバー防衛演習「サイバー・コアリション(連合)」を開催した。2008年から続く演習だが、今年は日本の防衛省・自衛隊からオンラインも含め過去最多の14人が参加した。中国の台頭を背景に、日本とNATOの双方に連携強化の思惑がある。 【写真】エストニアの首都タリンで開かれた北大西洋条約機構(NATO)のサイバー演習「サイバー・コアリション」の様子が報道陣や研究者に公開され、NATO高官が演習の概要を説明した=2024年12月5日、森岡みづほ撮影 5日、演習の様子が報道陣に公開された。 エストニア政府庁舎の一室に、27のNATO加盟国のほか、日本、韓国、ウクライナなど6カ国、欧州連合(EU)からの参加者約100人が集まった。広い会議室に各国ブースが並び、各国の軍服を身につけた参加者がPCに向かった。時々ブースを出て会話を交わす参加者も。
朝日新聞社