藤井聡太王将“新将棋会館デビュー戦” 昼食は山椒ポークカレー 叡王戦の本戦開幕
将棋の第10期叡王戦は8日、東京都渋谷区の新将棋会館で本戦が開幕した。この日は藤井聡太王将(22)=7冠=と増田康宏八段(27)が対戦。新会館デビュー戦の藤井は午前9時41分に対局室に入り、静かに上座についた。 【写真あり】外観も凄い!新将棋会館が堂々完成 対局室8→12 特別対局室も“拡大” 午前10時の開局を前に振り駒が行われ、先手は藤井に決まった。戦型は角換わり腰掛け銀。持ち時間はチェスクロック計測の各3時間で、終局は夕刻以降の見込みだ。 藤井は昨年6月、伊藤匠叡王(22)に敗れて失冠。全8冠再獲得に向けての第1歩となる。対する増田は2月開幕の棋王戦5番勝負で藤井の挑戦者に決まっている。両者の過去の成績は藤井の5勝1敗。初対決だった17年6月26日は藤井が勝ち、29連勝の新記録を樹立して日本中が沸いた。 正午から40分間の昼食休憩に入った。藤井は「山椒ポークカレー」(rico curry)、増田は「たまごチャーハン」(紫金飯店)をそれぞれ注文した。藤井は旧将棋会館対局室で指した最後の一局(23年6月28日=王座戦・対羽生善治九段)の昼食もrico curryを選択。メニューはキーマカレー大盛りだった。