1打席22球のプロ野球新記録 四球を選んだ広島・矢野「三振で終わりたくない」新井監督「すごく気迫を感じた打席」【投球内訳一覧】
「中日2-1広島」(22日、バンテリンドーム) 広島・矢野がプロ野球新記録を樹立した。1点を追った六回1死で、中日・涌井に対して8球連続ファウルを含む22球を粘った末、四球を勝ち取った。 【写真】バットを短く持ち驚異の粘りを見せた矢野 これまでの1打席最多投球数は19球。最近では2013年8月24日に巨人・山口鉄也投手がDeNA・鶴岡一成捕手に19球を投じ空振り三振。他では12年7月7日に日本ハム・乾真大投手がソフトバンク・明石健志内野手に19球を投じて四球。1リーグ時代の1947年11月11日には、太陽の松井信勝内野手が金星戦(後楽園)で19球粘って四球を選んだという記録があった。 矢野は「相手もコントロールが良かったので、何かアクションを起こしたいというか、三振で終わりたくないというのもあったので良かったです」と話し、続けてプロ野球新記録となったことについては「何とかしてやろうという思いが最終的にその結果につながったので良かったです」とした。新井監督も「気迫の出ている打席だったと思いますよ。すごく気迫を感じた打席だったと思います」と評価した。 ◇投球内訳 ①見逃しストライク ②ファウル ③ボール ④ファウル ⑤ボール ⑥ファウル ⑦ファウル ⑧ファウル ⑨ファウル ⑩ファウル ⑪ファウル ⑫ファウル ⑬ボール ⑭ファウル ⑮ファウル ⑯ファウル ⑰ファウル ⑱ファウル ⑲ファウル ⑳ファウル (21)ファウル (22)ボール