FW波田野がハットトリックを達成 県立浦和が8-0で草加に完勝
また途中出場したFW13坂田、FW15坂井らがそれぞれ1得点。そしてFW9國貞に代わってワントップで先発したFW24田畑慶多(2年)は無得点だったが、時間の経過とともに前線で起点となり、惜しいシーンを作るなど、起用される選手がしっかり役割を果たした。その要因をFW11波田野は「スタメンとベンチの力の差があまりない。たとえひとり欠けても、ベンチには同じくらいの力をもった引けを取らない選手がいるので全体の力が落ちない」とチームの層の厚さを挙げた。 そのなか圧巻だったのがキャプテンマークを巻いたMF6森。1ゴール4アシストの活躍。4‐3‐3の「3(逆三角形)」で適宜、ポジションチェンジをしながら、目端の利くプレーで攻守にけん引。圧巻の出来に「たまたまです」と謙遜するMF6森であった。 選手の特長を生かしたスタイルと選手起用。そしてチーム層の厚さ。浦高の強さの一因がここにある。 (文・写真=佐藤亮太)