FW波田野がハットトリックを達成 県立浦和が8-0で草加に完勝
第103回全国高校サッカー選手権埼玉予選1次予選が行われ、県立浦和(以下・浦和)と草加が対戦。浦和が8対0で草加を下し、決勝トーナメント進出を決めた。 【フォトギャラリー】県立浦和 vs 草加 初戦となった1回戦から中2日とあって両チームとも、序盤は動きの重さが感じられるなか、攻勢を強めたのが浦和。前半29分、FW20小林潤(2年)のゴールを決めると31分に、MF森悠真(3年)のパスからふたたびFW20小林が決め、追加点。さらに41分、2点目をアシストしたMF6森が決め、3点差とした。 勢いが止まらない浦和。FW11波田野功将(3年)が後半3分、11分、21分にはセットプレーのシーンから決め、ハットトリックを達成。さらに34分には、途中投入のFW 15坂井啓太(3年)がループシュートを決めると40分には同じく途中出場のFW13 坂田実久登(3年)が決め、浦和は後半だけで5得点の猛攻。試合は8-0で浦和が草加に完勝した。 28日に行われた1回戦の滑川総合戦(4-2)でハットトリックしたFW9國貞翼(3年)がケガにより欠場。得点源不在で果たしてどうなるのかと思ったが、ただの杞憂となった。取りも取ったり8得点。浦和は1回戦同様、両ウィングが相手のスペースを突きながら、攻撃の起点に。その両ウィングFW20小林が2得点、FW11波田野が3得点と合わせて5ゴールを挙げた。 「前半で一番初めに打ったシュートはしっかり足に当たった感触があったので、きょうは調子が良いと感じました」とFW20小林。大量8得点について「浦高は1点取るまで時間はかかりますが、得点は決まったら勢いで点が取るチームなので、先制点さえ取れれば入ると思いました」と話せば、FW11波田野は「僕より小林のほうが、ドリブルの突破力はあります。でも僕はタイプが違って、ずらして長いクロスを入れるタイプです」と説明するようにそれぞれの特長を生かしながら、かつゴール前でしっかり仕事をする。守る側としてはかなり厄介だったはず。