石田龍大は“狂拳”迅に1RKO勝ち、橋本雷汰は優勝候補の稲垣澪から2つのダウンを奪い「フェザー級王座決定トーナメント」決勝進出【Krush】
「Krush.162」(6月23日、東京・後楽園ホール)で「第9代Krushフェザー級王座決定トーナメント」の準決勝2試合が行われ石田龍大(POWER OF DREAM)と橋本雷汰(ALONZA ABLAZE)が勝ち上がり、9月28日の「Krush.165」で王座をかけて対戦することとなった。 今回のトーナメントは前王者の篠塚辰樹(MASTER BRIDGE / 剛毅會)が3月26日付でK-1との契約を終了し、それに伴い王座を返上したことに伴い、開催されるもの。 準決勝第1試合で石田は“狂拳”迅(WIZARDキックボクシングジム)と対戦した。
1R、サウスポーの石田とオーソドックスの構えの迅。石田は右ジャブから左ストレート、左ハイ。迅は前手で距離を探りながら、ロー、右ミドル。石田は圧をかけて右アッパー、左フックのっコンビネーション。迅が一瞬ぐらつく。石田は圧をかけて左フックを連打。そして左三日月蹴りから左ストレート。ぐらついたところで石田が右フックを追撃すると迅がダウン。立ち上がった迅に石田は圧をかけてロープを背負わせるとパンチの連打。迅は左を打ち返すが、ダメージが蓄積していたのか前のめりにダウン。ピクリとも動かず、セコンドがタオルを投入した。 石田は試合後のマイクで「戦う前から狂拳選手は強いって分かってたんで、本当に対戦相手が強いからこそ、自分自身成長できます。決勝はしっかりと、また圧勝で勝ちます。応援お願いします」とアピールした。
準決勝第2試合は橋本は稲垣澪(K-1ジム大宮チームレオン)と対戦した。 稲垣は2021年11月に竹内賢一を破り、プロキャリア5戦でBigbangフェザー級王座を獲得。Krushでも元王者の新美貴士、他団体でベルト獲得のキャリアを持ち、ONE Championshipでムエタイの強豪たちと拳を交えてきたMOMOTAROを破るなど、今回のトーナメントでは優勝候補の最右翼と目されていた。 1R、稲垣はオーソドックス、橋本はサウスポー。橋本が左インロー、左ハイ。そこにパンチを合わせる稲垣。稲垣はジャブから右ミドル。ともに前手で距離を探り合う。距離が詰まり組み合ってしまい、両者にホールディングの注意が出る。稲垣が圧をかけて右ストレートを出したところで橋本がカウンターの左ストレートでダウンを奪う。立ち上がった稲垣が前に出るが、橋本もパンチを返すが、深追いはしない。稲垣のパンチにカウンターを合わせに行く。稲垣にクリンチが目立ち、ホールディングで注意が出る。前出でる稲垣に橋本がカウンターで左フック。終了間際に飛びヒザをボディーに打ち込む橋本。稲垣は左まぶたから出血。
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