第4世代のカーボンフェース スタンダードで9K超えも テーラーメイド「Qi35」発表
テーラーメイドゴルフ（本社・東京都江東区）は、2025年の最新モデル「Qi35」シリーズのドライバー4機種を2月7日より発売する。同シリーズのフェアウェイウッド、ユーティリティ、アイアンも同時期に発売する。 【画像】テーラーメイド「Qi35シリーズ」最速試打 第4世代のカーボンフェース搭載となったヘッドは、3つの要素「FORM（デザイン）・FUNCTION（機能）・FIT（フィッティング）」を追求した。デザイン面では、見た目からもカーボンテクノロジーが感じられるような高級感のあるマット調のクロミウムカーボンを採用。機能面では軽量の「60層カーボンツイストフェース」を継続した。フィッティング面では、反射型フィッティングマーカーを内蔵したフィッティング専用ヘッドも開発。フィッティングイベントなどで、インパクトの正確なデータを取れる。 シリーズの最大の特徴はフェース面上の重心位置（CGプロジェクション）に着目した点。重心位置をフェース中心付近に下げることに成功。有効打点エリアが拡大し、ミスヒット時でも初速が落ちにくい。また軽量のカーボンフェースを継続採用することで最適な重心配分が可能になり、ボール初速を維持しつつ高い慣性モーメントを出すことを実現したという。 「Qi35」は、やさしさと直進性を両立したモデル。「Qi10」スタンダードモデルでは上下左右の合計慣性モーメント値が8400g・cm2だったのに対し、「Qi35」スタンダードモデルでは9000g・cm2を超え寛容性が向上した。13gと3gの可変式ウエートをソール前方と後方に配置。13gを後方に装着することで寛容性と高弾道を両立。一方で13gを前方に付けると、スピン量抑制と強弾道を両立した性能に切り替えることができる。 「Qi35 MAX」は、ミスヒットに強く、直進性に優れたモデル。前作「Qi10 MAX」と同様に、上下左右の慣性モーメント値は10000g・cm2超えを達成した。ヘッド後方には34gの固定式タングステンを配置。最適な打ち出し角が生まれ、ダウンスイングにおける空気抵抗が抑まりやすく、ボールスピード向上に貢献している。「Qi35 MAX LITE」は、「―MAX」と同様に上下左右の慣性モーメント値9000g・cm2を維持しつつ、軽量化を図ったモデル。「―MAX」のクラブ重量304gに対し、「ーMAX LITE」は272gとなっている。 「Qi35 LS」は、低スピンで操作性に優れたモデル。ヘッドのトウ、ヒール、後方の計3カ所に可変式ウエートを配置（通常で後方13g、トウ・ヒール各3g）。弾道やスピン量の調整が可能となり、ヒール側に13gを装着することでドローバイアスに、トウ側に13gを付けるとフェードバイアスにできる。 ヘッド体積は全て460cc。ロフト角は「Qi35」「―MAX」「―MAX LITE」が9、10.5、12度。「Qi35 LS」は8、9、10.5度。税込価格は9万9000円。問い合わせはテーラーメイドゴルフ株式会社 カスタマーサービスコール（0570-019-079）まで。
