望海風斗の〈最悪の王妃〉は圧巻!「この緊張感は久しぶり」。共演者の甲斐翔真と、恋人から親子に
2024年1月14日、日本オリジナルミュージカル『イザボー』の公開ゲネプロ・初日前挨拶が東京建物 Brillia HALL(豊島区立芸術文化劇場)で行われ、挨拶に主演を務める望海風斗、共演の甲斐翔真、石井一孝が登場した。 【写真】王妃のオーラを纏った望海風斗さん 今作はジャンヌ・ダルクが登場する少し前、イングランドとフランスの百年戦争の時代が舞台。陰謀渦巻くフランス王朝で欲望のままに生き、国を破滅へと導いた最悪の王妃イザボー・ド・バヴィエールの生涯を描く。 作・演出を手掛けるのは末満健一。舞台『刀剣乱舞』で脚本・演出を務め、自身のライフワーク的作品である、吸血種の生き様を描いた舞台「TRUMP シリーズ」を約15 年に渡り生み出し続け、延べ14 万人以上を動員。令和の演劇界において、新規観客を増やせる人物として近年注目を集めている。 そんな実績をもつ末満とワタナベエンターテインメントがタッグを組み、日本発のオリジナルミュージカルを世に送り出す「MOJO プロジェクト -Musicals of Japan Origin project-」の第一弾が『イザボー』である。 主演を務める望海は、宝塚退団後数多くの舞台に出演する中で、今作が初のオリジナルミュージカル出演になるという。「(宝塚歌劇団を)退団して思ったことは、オリジナルミュージカルに出演させていただく機会は本当に少ないということ。お客さんが全く知らない状態で初日を迎える、これがオリジナル作品の面白いところであり、私たちもドキドキします。この緊張感は久しぶりですね」と、出演への喜びを語った。 石井一孝は、王政の混乱に乗じて権力を掌握しようとするブルゴーニュ公フィリップ役を演じる。今回の舞台に際して、「ミュージカル業界に30年以上いますが、多くは翻訳ミュージカルで、オリジナルミュージカルは数える程度しか演じてきませんでした。その中でもこの『イザボー』は歴史に風穴を開けるのではと感じております」と手ごたえを感じている様子。 イザボーの息子であり、後のフランス王となるシャルル7世を演じるのは、26歳という若さでミュージカル界の注目を集めている甲斐翔真。昨年の6月に日本初公演が行われ話題となった『ムーラン・ルージュ! ザ・ミュージカル』では、望海の恋人役を演じており、今作では親子役での共演となる。「最初はみんなでイザボーの時代の勉強会から始まりました。(オリジナル作品ということで)まだ観たことのない演出や表現方法が、どうお客様に伝わるのか楽しみです」と意気込みを見せた。
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