【注目ドライバー】僚友にどこまで迫れるのか…2年目を迎えた米国人ドライバー、ローガン・サージェント|ウィリアムズ|F1
アメリカをはじめ北米で人気急上昇のF1
これまでアメリカでは、インディ500を代表とするインディカーシリーズが人気を博していたなか、『Netflix』のドキュメンタリーや精度の高いレースゲームの普及により、若年層を中心にF1人気が急上昇。元々NASCARなどモータースポーツの文化が根付いていることもあり、サーキットにも多くの観客が訪れるようになった。 その効果もあり、これまでサーキット・オブ・ジ・アメリカズで開催していたアメリカGPの他に、2022年からマイアミGPがカレンダーに追加された。さらに、2023年からはラスベガスでナイトレースの開催が決定。2023年は1シーズンにアメリカ国内で3レースを実施する運びとなった。F1を2017年に買収したリバティ・メディアもアメリカ資本であり、今後も北米のマーケットを意識した傾向が続くと見られている。
ルーキーシーズンは母国レースでの1ポイントのみ
2023年、サージェントはウィリアムズのマシンを駆るも、チームメイトが実力者アレクサンダー・アルボンということもあり、両者の差は予選、決勝の両方で大きく目立つ状況となった。 それでもFW45は直線でのスピードがライバル勢に比べても速かったため、サージェントは時折予選でも中団勢に迫るグリッドを獲得することも。 なかなか入賞に手の届かないサージェントだったが、母国レースのアメリカGPでようやく結果に結びつく。レースでは12位フィニッシュだったが、ルイス・ハミルトンとチャールズ・ルクレールが失格処分になったため、サージェントは10位に繰り上げ。オースティンで嬉しい初ポイントとなった。 結果的に2023年はこの1ポイント奪取に留まり、総合21位という結果だった。27ポイントで13位だったアルボンとの差は大きいが、2年目となる2024年はどこまでアルボンとの差を詰められるのか、サージェントにとってはFW46を駆って成長力を示したいところだ。
プロフィール
2000年12月31日生まれ[アメリカ国籍] ウィリアムズ(2023~) ■通算成績(2024年開幕時点) ・出走/22回 ・優勝/0回 ・PP/0回 ・FL/0回 ■2023年の成績 ・年間:1ポイント/21位 ・優勝/0回 ・PP/0回 ・FL/0回