ニキビ肌で悩む人に「グリセリンフリー化粧水」がオススメな理由
グリセリンは多くの化粧品に配合されている保湿成分だが、皮脂量が多くニキビができやすい人にとって、さらに肌悩みを悪化させてしまう可能性のある成分だといわれている。そういった人にはぜひ、グリセリンフリーの化粧品をおすすめしたい。実際に、美容液やクリーム、ファンデーションなど様々なグリセリンフリーの化粧品が、高い評価を得ている。ここではグリセリンに関する基礎知識から、メリットやデメリット、正しい使い方、注意点などを解説。 【写真】2017年の激太りからダイエット成功! さらに美しくなったマライア・キャリーのスタイルアルバム
そもそもグリセリンとは? どんな効果がある?
グリセリンとは、植物や動物などに含まれているアルコールの一種で、医薬品や化粧品、食品にも幅広く使われる。医療の世界では浣腸剤や下剤などに使われ、食品では甘味剤として用いられることが多い。 スキンケア化粧品においては、水分の蒸散を抑えながら外の水分を引き寄せる働きがあることから、肌をしっとりさせ、うるおいを閉じ込めて、ハリを与える効果があるといわれている。このことから、保湿剤として数々のブランドのスキンケア化粧品に多く含まれる。
グリセリンフリー化粧水のメリット・デメリット
グリセリンフリー化粧水のメリットは、皮脂量が多い人にとって、ニキビの発症を防ぎながら肌を整えられること。グリセリンはその保湿効果の高さから、化粧品では定番の成分として多く使われているが、皮脂量が多くニキビができやすい人にとっては、ニキビの原因となるアクネ菌を増やし、肌悩みをさらに悪化させてしまう可能性がある。 そのため、脂性肌・ニキビ肌の人にはグリセリンを含まないグリセリンフリー化粧水がおすすめだ。 一方でデメリットは、グリセリンは保湿効果が高い成分なだけあり、グリセリンの入っていない化粧水を使うことで肌がつっぱって乾燥してしまうこと。皮脂が多かったり、ニキビがあったりするからといって肌の保湿を怠るのは厳禁。肌が乾燥すると、かえってニキビや肌トラブルが起きやすくなるため、グリセリンフリー化粧水も選び方には注意が必要。
グリセリンフリー化粧水の選び方
美肌に近付くため、グリセリンフリーであれば何でもいいというわけではなく、選び方も重要だ。ここではグリセリンフリー化粧水の選び方を説明。 ①グリセリンに替わる保湿成分が入っているか 前述のとおり、グリセリンが入っていないと肌がつっぱって乾燥してしまうため、それに替わる保湿成分が必要。ヒアルロン酸やセラミド、コラーゲン、天然保湿因子NMFなど、グリセリンを代替する他の保湿成分が入っているか、確認しよう。 ②続けやすい価格帯のものを グリセリンフリー生活をするには、自分に合うものをいろいろ試してみることが重要。最初は続けやすい価格帯のもので、肌にしっくりくるものを選ぼう。