【巨人】連敗止め勝率5割に復帰 岡本和が先制打 ヘルナンデス追撃4号2ラン&超美技 緊急先発又木は4回途中2失点 5回以降安打許さず
■プロ野球 巨人 4-3 ヤクルト (23日 東京ドーム) 巨人はヤクルトに勝利し、連敗を止め32勝32敗5分の勝率を5割に戻した。また本拠地東京ドームでの連敗を5で止め、交流戦明け初勝利を挙げた。 試合は初回に岡本和の先制二塁打、3回にはヘルナンデスの4号2ラン、吉川の適時二塁打で4得点。先発の又木は予告先発・菅野のアクシデントで緊急先発も3回まで再三のピンチも無失点。しかし4回にピンチを招き、代わった赤星が西川に3ランを浴び4-3と1点差に迫られる。その後は船迫、高梨、ケラー、バルドナードとつなぎリードを守り切った。 スタメンは1番ライト・丸、2番レフト・佐々木、3番センター・ヘルナンデス、4番サード・岡本和、5番ファースト・大城卓、6番セカンド・吉川、7番キャッチャー・岸田、8番ショート・泉口、9番ピッチャー・又木のオーダーを組んだ。 予告先発は菅野だったが腰痛のため急遽、登板を回避した。NPB(日本野球機構)が予告先発の変更を発表。代わってドラフト5位ルーキー左腕・又木がプロ2度目の登板。前回は6月1日・西武戦(ベルーナドーム)で先発し6回を2安打6四球2奪三振の無失点で勝ち負けつかず。 立ち上がりは先頭の西川の打球が右腕に直撃するアクシデントで出塁を許すと、丸山和にセーフティバントを決められ無死一、二塁。長岡は送りバントで1死二、三塁の大ピンチを招くも、村上を左飛、サンタナを遊ゴロに抑え無失点で切り抜ける。 すると打線はヤクルト先発・ヤフーレに対し、1死からこの日昇格即スタメンの佐々木が中前安打、ヘルナンデスは空振り三振で2死も、岡本和の打席でヤフーレのボークとけん制悪送球で2死三塁。ここで岡本和が左中間フェンス直撃の適時二塁打を放ち1-0と先制。 又木は2回に先頭の山田に二塁打、オスナに四球を与え、無死一、二塁。中村は見逃し三振、ヤフーレには送りバントを決められ2死二、三塁。ここで西川に四球を出し満塁のピンチも、丸山和を三直としこの回も無失点。 続く3回も又木は相手クリーンナップの長岡、村上、サンタナを3者連続空振り三振に抑え三者凡退。 打線は3回に先頭の丸がレフトフェンス直撃の二塁打で出塁し、佐々木が送りバントを決め1死三塁。ここでヘルナンデスがレフトポール際に放り込み、ファウルの判定も、リクエストの末覆り4号2ランで3-0。さらに2死から大城卓、吉川の連続二塁打で4-0とリードを広げる。 しかし又木は4回に、先頭・山田にレフトへの二塁打を浴びると、オスナに左前安打で1死一、三塁のピンチ。続く中村は空振り三振とするも、ここで赤星に交代。又木は4回途中73球5安打5奪三振2四球2失点(自責2)で降板となった。赤星は代打・北村拓を右飛とし2死も、1番・西川に右中間への1号3ランを浴び4-3と1点差に。 4回の攻撃は2番手・小澤に対し、2死から丸が2打席連続の二塁打も、佐々木が空振り三振。赤星は5回も続投し、1死から村上、サンタナに連続四球を与えるも、山田の左中間への大飛球をヘルナンデスがフェンスに激突しながらも好捕。さらに飛び出した二塁走者をアウトにしダブルプレーで無失点。 6回からは3番手・船迫が三者凡退、7回は前日負け投手の4番手・高梨が登板し、1番からの相手打線を三者凡退と好リリーフで1点のリードを守る。 打線は5回、6回と安打は生まれず。7回は4番手・山本に対し1番・丸からも三者凡退。 8回は高梨が先頭の村上をフェンス手前の左飛に打ち取り、5番手・ケラーに交代。ケラーはサンタナに四球を与えるも、山田を遊ゴロ併殺打に抑え無失点。 9回は守護神・バルドナードが登板し、リードを守り切りゲームセット。バルドナードは8セーブ目をマークした。