サラー、アリソン、A・アーノルドらがいなくてもこの男がいる! “頼れる男”ファン・ダイクが決勝戦で見せた圧巻のスタッツ
決勝ゴールまでも決める
カラバオカップ決勝でチェルシーと対戦したリヴァプール。90分では決着がつかず、延長戦までもつれたこの試合。決勝ゴールを挙げたのがキャプテンのDFフィルジル・ファン・ダイクだ。 1-0で勝利したリヴァプール。エースのFWモハメド・サラーや守護神のGKアリソン・ベッカー、今季好調なFWダルウィン・ヌニェス、チャンスメイクに長けたDFトレント・アレクサンダー・アーノルドなど主力選手の多くがベンチ外となり、選手層が心配された。さらに前半にMFライアン・グラフェンベルフが負傷交代を強いられ、リヴァプールにとっては苦しい展開だった。 ボビー・クラーク、ジェイムズ・マコーネル、ジェイデン・ダンズなど若手も途中出場し、ベストメンバーとは程遠い中で戦ったが、ファン・ダイクが見せたパフォーマンスはそんなことを感じさせないほどに素晴らしかった。 英『THE Sun』もこの試合のファン・ダイクのパフォーマンスに注目しており、様々なスタッツを紹介している。同選手はこの試合、3回のタックルを行い、7回のデュエルで勝利し、2回のインターセプトに成功。さらに120回のボールタッチを記録し、101回のパスを記録。そのうち3本のロングボールを含む92回のパスに成功し、91%というパス成功率を記録した。そして1回目はオフサイドとなったが、最終的に決勝ゴールもあげ、攻守に渡って圧巻の存在感を見せた。 この試合MOMを獲得したファン・ダイクは、2021-22の同大会決勝でもMOMを獲得しており、これで2回目となった。同メディアによると、ファン・ダイクはジョン・テリー、ヴァンサン・コンパニに次いで、カラバオカップ決勝で複数回MOMを獲得した3人目の選手となったという。 守備で圧巻のパフォーマンスを見せるだけではなく、自ら得点しチームを優勝に導いたファン・ダイク。怪我人続出で厳しい状況が続くリヴァプールだが、頼れるキャプテンの存在はチームにとって何よりも大きなものとなる。
構成/ザ・ワールド編集部