上里町で町内周遊スタンプラリー 完走者に限定ビックリマンBIGシール
上里町観光協会は11月1日から、町内周遊スタンプラリーを行い、完走者に地域限定のビックリマンBIGシールを配布する。(本庄経済新聞) 【写真】上里町内周遊スタンプラリー開催をPRする上里町長と同町広報大使 ロッテ(東京都新宿区)は1985(昭和60)年、ビックリマンチョコ「悪魔VS天使シリーズ」を発売した。今回のプロジェクトでは、同町のマスコットキャラクター「こむぎっち」が同チョコの中でも人気の「ヘッドロココ」とコラボし、「こむぎっちロココ」BIGシールを作った。同シールの背景には、すくすく伸びる小麦の穂がきらめいている。シールの裏面には、同町と包括連携協定を結ぶ日本薬科大学(伊奈町)の学生7人と同町在住の高校生3人が、町内を周遊して見つけた地域の魅力を発信するメッセージ20種を記す。生徒・学生らはワークショップを行い、同町のいいところやおいしい食べ物、史跡などについて話し合う中で気付いた町の特色や魅力を、それぞれ文字やイラストで表現している。 スタンプラリー参加希望者は、JA埼玉ひびきの農産物直売所「アグリパーク上里」、相川食堂、松栄庵、村島製菓、相川梨園直売所など町内21店に配置している2次元コードをスマートフォンで読み取ることで、デジタルスタンプをためることができる。 同協会の会長を務める山下博一上里町長は「上里町観光協会は今年3月に産声を上げたばかりだが、すてきな縁に恵まれた。シール(裏面)に書かれたメッセージは上里町の大事な宝」と話す。 ロッテマーケティング本部の本原(ほんばら)正明課長は「『ビックリマンチョコ悪魔VS天使』は今年で39周年になり、ファンの皆さまへ感謝を還元するサンキュー周年。地域の魅力をビックリマンを通して発信し、地方から元気にしたいという思いから地方創生ビックリマンプロジェクトを立ち上げた」と話す。「上里町は5カ所目だが、産学官で連携するのは初めて。日本薬科大学の学生と上里町の高校生がタッグを組み、町の魅力を再発見する取り組みはユニークで、ビックリマンの『ビックリ』をお客さまに届けるという理念にぴったりの内容」と期待を込める。 昨年3月から同町と包括連携協定を結ぶ日本薬科大学の都築稔学長が、同町とロッテの本原さんをつないだ。都築学長は「学生たちが地域を巻き込んだプロジェクトに関わることによって、地域の目線から社会がどんなことを考えているかを感じて成長してほしいという思いから、学生らに『社会貢献活動をもっとやってみては』と呼びかけた。(産学官の)さまざまな強みが相まって、一つのプロジェクトができてうれしい」と話す。 町内の参加協力店21店のいずれか5店で、それぞれ500円以上の商品などを購入し、異なるデザインのスタンプを5個集めると、「上里カンターレ」(勅使河原)内の商品引換所で限定BIGシール1枚を進呈する。1人1枚で、1日の交換は450枚まで。引き換え時間は10時~17時。
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