チェルシー、サンチョへ今夏オファー提示の可能性?…マンUの要求額は約76億円以上か
チェルシーがマンチェスター・ユナイテッド所属のイングランド代表FWジェイドン・サンチョに関心を寄せているようだ。20日、『アスレティック』や『イブニング・スタンダード』など複数のイギリスメディアが伝えている。 エンツォ・マレスカ監督の下で新たなスタートを切ったチェルシーは、今夏の移籍市場で戦力強化に着手。フルアムを退団したイングランド人DFトシン・アダラビオヨをフリートランスファーで獲得したほか、同MFキアナン・デューズバリー・ホールやポルトガル人FWペドロ・ネトとも契約を締結。さらにはアトレティコ・マドリードからポルトガル代表FWジョアン・フェリックスの加入が決定的とも報じられている。 今回の報道によると、チェルシーはさらなる補強を検討しており、8月末の移籍市場閉幕前にサンチョ獲得に向けたオファーを提示する可能性があるという。完全移籍に加えて買い取りオプション付きのレンタルも選択肢に浮上しているとのこと。マンチェスター・ユナイテッドは、チェルシーがサンチョの獲得に乗り出す可能性を認識しており、移籍金として4000万ポンド(約76億円)以上を要求する見込みと伝えられている。 現在24歳のサンチョはマンチェスター・シティの下部組織出身で、2017年に加入したドルトムントで攻撃の主軸として躍動すると、2021年夏にマンチェスター・ユナイテッドへ活躍の場を移した。加入後の2シーズンはウイング(WG)の主力として多くの試合に出場したものの、2023-24シーズンは規律問題およびエリック・テン・ハフ監督との関係性悪化により、トップチームから半ば追放状態に。1月にドルトムントへレンタルで放出された。 背番号「10」を託されたドルトムントでは公式戦21試合出場3ゴール3アシストという成績を残し、11年ぶりのチャンピオンズリーグ(CL)決勝進出に貢献したサンチョだが、レンタル期間は6月末で満了に。今夏にはマンチェスター・ユナイテッドへ復帰したものの、ユヴェントスやパリ・サンジェルマン(PSG)などが獲得に興味を示していることから、その去就は依然として不透明となっている。 前線の数多くのタレントを抱えているチェルシーだが、サンチョの獲得に乗り出すことになるのだろうか。今後の動向に注目が集まる。
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