日本航空のシステムにサイバー攻撃 復旧したものの欠航や遅延相次ぐ
日本航空で12月26日朝から、システム障害による航空便の欠航や遅れが相次ぎました。原因は「サイバー攻撃」でした。 日本航空によりますと26日午前7時半ごろから社内と社外をつなぐネットワーク機器にサイバー攻撃を受けてシステム障害が起き、国内線で欠航があったほか、国内線と国際線の合わせて64便に最大およそ4時間の遅れが出ました。 混乱が続く中、羽田空港で航空便を待っている人からは「1時間前なので、いつもだったらチェックインして搭乗待合室に入っている。到着地では家族も待っているので早い復旧を待っている」「とりあえず空港に来て、情報をここで常に見ながら待っている状態。伊丹(到着地)からまたバスで移動するので、バスも遅い時間に変更している」といった声も聞かれました。 運航に大きな支障を与えたシステム障害ですが、日本航空によりますと午後2時までに全て復旧し、一時停止していた当日出発の航空券の新規販売も再開されています。また、今回のサイバー攻撃で顧客データの流出やウイルスによる被害は生じていないということです。 大量のデータを送り付けてサーバーに負荷をかける「DDoS攻撃」を受けたようだと日本航空から相談を受け、警視庁は詳しい状況を確認しています。