オペルの小型SUV『モッカ』に改良新型、48Vハイブリッドシステム搭載…内装を一新
オペルは、小型SUV『モッカ』の改良新型を、スイスのチューリッヒモーターショー2024(11月6~10日開催)で世界初公開した。改良新型は、外観デザインに小変更を加えつつ、内装に大きな変更を施している。
改良新型モッカの最大の特徴は、一新されたコックピットデザイン。10インチのデジタルドライバー情報ディスプレイと同サイズのカラータッチスクリーンを標準装備し、スマートフォンのようなウィジェットで簡単に操作できる。さらに、オプションのナビゲーションシステムでは、自然な音声認識機能を使用できる。
将来的には、ChatGPTを活用し、ドライバーの習慣に基づいて目的地やルート案内を自動的に提案する機能も搭載される予定だ。また、マップの更新は無線で行われる。オプションの180度HDリアビューカメラは、市街地での駐車時に優れた視認性を提供する。
改良新型モッカは、48Vハイブリッドシステムを採用している。100kW(136hp)の1.2リッターボガソリンエンジンと21kW(28hp)の電気モーター、新開発の電動化6速デュアルクラッチトランスミッションを組み合わせている。このシステムにより、従来の内燃エンジン車と比較して燃費とCO2排出量を大幅に削減することができるという。
さらに、低速走行時には電気のみでの走行が可能となり、市街地での走行時にはゼロエミッションを実現できる。改良新型『モッカハイブリッド』の価格は2万9740ユーロ(約488万円)からとなっている。
レスポンス 森脇稔