<千葉翔也×上田麗奈>テレビアニメ「アオのハコ」インタビュー 青春のキラキラ 真っすぐに表現
上田さん バスケへの真っすぐさがもちろんあって、だからこそ頑張れるところを大事にしています。自分の気持ちが自分でも分かっていないところもあるんですよね。分からないからこそのあざとくなさ、濁りや迷いのなさがあって、すごくフラットで無色のようにも感じています。
-ー生々しさもある?
千葉さん 僕はそう感じています。そんなことないですか?
上田さん そんなことあります!
--2人はこれまで共演は? お互いの役者としての印象は?
千葉さん ここまで掛け合いするのは初めてです。予測不能な感じがすごくいいなと思っていました。
上田さん 私、もしかして台本ちゃんと読めていない……!?
千葉さん 違いますよ(笑い)。僕はテストと本番で全然変わることもあるのですが、上田さんも何かの影響で、流れが変わることがあるようにも感じていました。解釈は一つだった方がいいけど、正解は一つではないですし、瞬間を大事にされている印象があります。方程式に当てはめるのではなくて、ゼロから考えているように感じていました。
上田さん 千夏のように、千葉さんの大喜に感動したのですが、うまく言葉が見つからなくて……。この言葉がぴったりなのかは分からないのですが、温かさを感じていました。温度感があって、空気から温度が伝わってくる。この時間を共有していると感じるんです。自分のせりふ、考えを自分の周りで完結させるのではなく、時間と空間を隣のマイクまで共有してくれて、巻き込んでくれる方なんです。私もそれが好きなので、心地よく飛び込むことができて、楽しかったです。
千葉さん うれしいです!