アレン様がテレビ出演を達成した、番組宛て直筆の手紙「“イケるかもしれない”っていう自信が浮かんだの」
大物マダムタレント、総額1億円以上かけて整形した日本一の整形男子、待ち受けにすると幸運が訪れる……ゴージャスな肩書きで語られる、アレン様。その唯一無二の存在感がSNSを中心に話題になり、一般知名度が急上昇したのはここ数年のこと。それ以前から熱心なファン=クリマンを擁し、独特なワードで語られる“セルフ・ラブ”精神でファンたちを虜にする。10月には、波乱の人生も明かした初の公式ファンブック『全てアレン様が正しいでございます』を上梓したアレン様に聞く、THE CHANGEとは。【第1回/全5回】 ■【画像】赤が似合う!アレン様、取材当日のゴージャスコーデ■ 「次は双葉社さんね。THE CHANGEさんね。チェンジって、も~、ヮタクシにぴったりのテーマね!」 表情豊かに取材陣と目を合わせてくれるアレン様の手元には、1枚のA4用紙が置かれている。この日インタビューを行う5メディアの名前と、その内容が1行。いまは3社目。おそらく3時間以上話していることになるのだろうが、疲れなど微塵にも感じさせないほど熱のこもった視線をインタビュアーに向け「ァナタが書くのね? ァナタに、記事がよくなるかがかかってるってことねっ」と、周囲を笑わせる。 ネットを中心にその名を轟かせているアレン様の存在は、SNSをやらない人にとってはミステリーかもしれない。アレン様が初めてメディアに登場したのは、いまから10年前のこと。バラエティ番組『私の何がイケないの?』(TBS系)に、「謎の整形男子」として出演したのだ。アレン様は当時のことを「ここがまさに、CHANGEの瞬間なんです」と話す。 「ヮタクシはファンのみんなにずっと"行動することが大事”って言っているんですよね。“気づいても行動に移さないと意味がないよ。向こうからは結果はやってこないから”って。ヮタクシは行動しているから、何かしらを手繰り寄せられるという自信があって。その瞬間が、このときでした」
直感を信じて、自ら番組宛てに手紙を出した
10代のころから芸能界への憧れがあったというアレン様。高知県出身で、地元の定時制高校を中退して17歳で上京した少年にとって、芸能界への足がかりなど皆無だった。 「コネも知り合いもいないし、ド田舎から出てきた子ガキが芸能界に行くには行動するしかないんだけど、なにをしていいかわかんないじゃない。でもヮタクシはさっき言いましたように、自分の直感と本能をすごく信じてる子だったんですよね。当時『私の何がイケないの?』という番組があって、整形の特集をしているような番組だったんです」 ーーアレン様は当時から整形していたんですよね。 「そう、見ただけでわかるくらい整形してたの。それでそのとき何を思ったのか、パッと“これならイケるかもしれない”っていう自信が浮かんだの。わかんないけどね。ちょこまか整形して1千万以上かけていることが当時は珍しかったんです。だから“武器にできるかもしれない。これだけ整形していてかっこいいし、ネタにできるかもしれない”って、妙な自信があったの。そう思ってヮタクシ、番組に直筆でお手紙を書いたんです。返事が来るかもわからないのに、自分のお写真を入れて、芸能事務所に送る感覚で番組に送ってみたんです」 実際の放送でもアレン様が書いた手紙が取り上げられているが、VTRに収めたくなるくらい、番組スタッフにとっても願ったり叶ったりな出来事だったにちがいない。 「それから数日経って、非通知で電話がかかってきたの。これもCHANGEの瞬間のひとつにとらえてほしいんだけど、ヮタクシっていつもは非通知に出ないのよ。怖いから。でもね、当時のことはすごく覚えてるんだけど、杉並区のアパートのせんべい布団の上でしたよ。すっごい体に激痛が走りながら寝てて(笑) 、そのときに非通知がかかってきたの」