障害物や歩行者を回避しながら、視覚障害者をナビゲートするロボット「AIスーツケース」ってどんなもの?
編集後記
取材後の帰り道、そのときの気分や都合で自由に移動ルートを変更できる自分が、いかに恵まれていたのかを痛感しました。一方で、それが難しい人たちもいる。「AIスーツケース」が社会実装されれば、きっとその不平等さをなくす一助になるのではと思います。そんな未来がやって来るのには、もう少しだけ時間がかかるかもしれません。 では、それを待つ間、私たちにできることは、高木さんがお話しされていたように、もしも困っている視覚障害者を見つけたら、臆せずに声をかけることなのかと思います。 新しい技術の誕生を応援しながらも、「いま」困っている人を取り残さない。障害者の未来を切り開くためには、最新テクノロジーだけではなく、私たち一人一人の心構えも大切だと感じました。
日本財団ジャーナル