世界3位サバレンカ、ウィンブルドン出場は不透明「ここまで大きなけがをしたことはない」<女子テニス>
ウィンブルドン
7月1日に開幕するウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)に女子シングルス第3シードとして出場する世界ランク3位のA・サバレンカのコメントが女子テニス協会のWTA公式サイトに掲載。負傷の状態を明かしており「100パーセントではない」と語った。 【大坂 なおみ、日比野 菜緒、内島 萌夏ら ウィンブルドン組合せ】 26歳のサバレンカは今年の全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)で大会連覇を達成。キャリア通算で14個のシングルストロフィーを掲げてきた。 しかし、芝シーズンでは今月22日に行われたエコトランス レディース オープン(ドイツ/ベルリン、芝、WTA500)準々決勝でA・カリンスカヤと対戦した際、肩付近の負傷の影響で途中棄権。その後療養しロンドン入りした。 サバレンカはWTAのインタビューで負傷箇所を大円筋と明かしたうえで「本当に特殊なけが」だったと話した。 「私は肩のけがと呼んでいる。本当に特殊で、珍しい。その筋肉を痛めたテニスプレーヤーは、おそらく私が2人目か3人目ね。とてもフラストレーションが溜まる。1番腹立たしいのは、何でもできちゃうこと。練習はできるし、ストロークも打てる。でも、サーブで苦労している。それが本当に腹立たしい」 「『けがをしている』という感覚はないの。ウェイトをくれるなら、ウェイトを上げに行くわ(笑)。でも、サーブを打てと言われれば、痛みを我慢することになる。MRIも撮ったし、あらゆることをやった。リハビリもたくさんしたし、治療もたくさんした」 最後にサバレンカは1回戦の出場に関し不透明である認識を示した。 「できることはすべてやっているけど(棄権の)可能性は常にある。本当に悔しいわ。私のキャリアでは、ここまで大きなけがをしたことはないの。今、私が経験している苦労はとても大きい。この1ヵ月は私にとって本当にチャレンジングだった。いろいろな痛みと戦ってきた。ポジティブであることと同時に現実をみることも大事なの」 ウィンブルドン1回戦でサバレンカは世界ランク106位のE・ベクタス(アメリカ)と対戦する。