久保&浅野ともに途中出場のラ・リーガ日本人対決はマジョルカに軍配!! 連敗ソシエダは降格圏転落の可能性
[9.17 ラ・リーガ第7節 マジョルカ 1-0 ソシエダ] ラ・リーガは17日、第7節の前倒し分1試合を行い、FW浅野拓磨所属のマジョルカとMF久保建英所属のソシエダが対戦した。久保と浅野はいずれもベンチスタートだったが、久保が後半開始、浅野が同18分から途中出場し、日本人対決が実現。前半にPKで先制したマジョルカが1-0で勝利した。 【写真】森保監督、スプリンクラーから子どもを助けて猛ダッシュ ソシエダが来週ミッドウィークにUEFAヨーロッパリーグ開幕節を控えるため、週末の第6節よりも早く行われた第7節。国際Aマッチウィークから連戦が続く影響を受けてか、浅野と久保は共にベンチスタートとなった。 試合はホームのマジョルカが優勢を保つ中、前半のうちに先制点を奪った。32分、右サイドに開いたMFサムエル・コスタがシュート性のクロスをゴール前に送り込むと、ソシエダMFアンデル・バレネチェアのハンドを誘発。これで得たPKをFWアブドン・プラッツがGKアレックス・レミロとの駆け引きを制し、冷静に中央に沈めた。 そうして迎えた後半開始時、0-1でビハインドのソシエダは早くも久保を投入。左利きのMFセルヒオ・ゴメスをベンチに下げ、久保は右ウイングに入った。すると右サイドの攻撃が活性化。久保は球離れの良い関わりで味方の押し上げを試みると、後半4分には久々のCKキッカーとして精度の高いボールを送り、古巣相手にチャンスメイクを担った。 後半12分には、右CKのショートコーナーからリターンを受けた久保が角度のないところから左足を振り、惜しいシュートも披露。するとここからは両チームともに交代カードを使う。ソシエダは後半15分、FWオーリ・オスカールソン、MFパブロ・マリン、DFアルバロ・オドリオソラを投入。マジョルカは同18分、エースのFWベダド・ムリキと浅野を同時起用した。 その後はソシエダがボールを握り、マジョルカがカウンターを狙うという展開。だが、最後までスコアが動くことはなく、マジョルカが2試合ぶりの白星を飾った。一方のソシエダは今季初の連敗。久保がゴールを決めた第2節エスパニョール戦に勝利したのみで、開幕6試合で1勝1分4敗と低迷が続いており、他会場の結果次第では次節で降格圏転落の可能性が出てきた。