窓から脱走した猫が2カ月後に見つかった!5キロも離れた町で…変わり果てた姿に飼い主号泣「ガタガタと震えました」
なぜ愛猫と再会できたのか? それは…
約2カ月ぶりに愛猫アルバくんと再会できたNarumiさん夫婦。保護してからのことを、Narumiさんに聞きました。 ──保護した当日は。 「すぐ知り合いの獣医さんに連絡すると、『脱水症状がなく、物が食べられているなら、まずはお家で落ち着かせてから、明日でも病院に行きなさい』とおっしゃっていただき、当日は家で様子を見ることにしました。お風呂に入れたかったですが、体が骨と皮状態で体力もないと思い、体を拭くことだけにして。水分と柔らかいものを少しずつ与えようと思いましたが、とにかく食べ物を見るとなんでもかじり付いてしまうので、とどまらせるのが大変でした。椅子に登ることも難しい状態で、食べ終わると今までいたことのないようなユーティリティの隅っこにいましたが、今は無理せずいたいところにいてもらうようにしています」 ──翌日病院に連れて行かれてから、現在のアルバくんの様子などをお聞かせください。 「保護した夜中から翌日病院に連れて行くまで嘔吐と下痢を数回繰り返し、もしかしたら、帰っては来たけれど、死んでしまうのでは…とも思いました。病院で点滴をしていただき、血液検査の結果もそう問題はなく、翌18日日曜も、点滴してあげるからと休日に診てくださり、栄養を摂るようアドバイスいただきました。そこで、13年間食べてきた私の作ったスープ(鶏ささみとレバーと野菜。またはブリのアラと野菜の水煮)をあげたところ、喜んで食べてくれて。 また寝る時は行方不明になる前は寝室で一緒に寝ていましたが、今は私が居間のソファで寝るようにしています。寝る時は声をかけますが来ず、しばらくすると身体に乗ってきたり、足下で寝たりします。とにかく、アルちゃんがいたいところにいれば良いと思って接しています。ただトイレの場所はわかっているようですが、少し認知症っぽい感じが見られて、寝て起きたタイミングで、時間を見て抱っこしてトイレに連れて行くとおしっこが出る…という感じです」 ──昨今、SNSでは迷い犬や迷い猫ちゃんの投稿を目にします。そんな飼い主さんへのメッセージを。 「全国の迷子猫、ワンちゃんの飼い主さんには、日々どこをどう探してよいかも分からず、探しても見つからないと途方に暮れることと思います。かといって探しに行かず、家でテレビを観たりすると罪悪感を感じたりすることがあると思います。お仕事をなさっている時は少し忘れることもできる…というかやることがある方が私は楽でした。 連絡を待つしかない苦しい時間だと思いますが、見つかる時は、図られたような不思議な偶然がいくつも重なり奇跡が起きます。我が子と縁がつながっていたら、ちゃんと必ず再会できると信じてください…。1年以上見つからず、どこかで保護されてかわいがられていたとしても、必ず何かの折に再会できると私は信じたいです。そのためにもSNSの発信やチラシは重要だと思っています。とにかく、皆さんのご協力のおかけでアルバが見つかったことに深く感謝しております」 (まいどなニュース特約・渡辺 晴子)
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