「結果出なくてチーム苦しめていた」智弁和歌山・福元聖矢2打席連発 7年ぶり決勝導いた/近畿
<高校野球秋季近畿大会:智弁和歌山6-1市和歌山>◇3日◇準決勝◇ほっともっとフィールド神戸 来春のセンバツ出場を確実にしている智弁和歌山(和歌山1位)は福元聖矢外野手(2年)が、2打席連発を含む4打点の活躍で7年ぶりの決勝進出を導いた。「2番右翼」で出場。1点リードの5回2死一塁で右中間への中押し2ランを放つと、7回1死三塁では右翼ポール際へ再び2ランを決めた。「結果が出なくてチームを苦しめていた。何とか出たという思いです」と胸をなで下ろした。 捕手として入学したが打撃力を生かすべく、今年1月に捕手から外野手にコンバートされた。今夏の甲子園では「1番右翼」で出場も5打数無安打3三振。「甲子園の借りは甲子園でしか返せない」。試行錯誤を繰り返して状態を上げてきた。秋の近畿大会初優勝を目指し、4日の決勝は東洋大姫路(兵庫1位)と対戦。「全力を出し切って立ち向かっていくだけです」と目をギラつかせた。