「精神的な疲れとか、いろんなものが…」選抜体重別柔道で計量オーバー失格、五輪争った実力者の現状を鈴木桂治代表監督が懸念
◆柔道 全日本選抜体重別選手権(7日、福岡国際センター) 男子100キロ級の飯田健太郎(旭化成)が計量オーバーで失格となった。 ■2019年大会、準決勝で敗退した飯田健太郎【写真】 男子日本代表の鈴木桂治監督は「僕もひょっとしたら(軽量オーバー)という話は聞いていた。直接は僕も会っていないので、本人に何か言ったということはない」とした。その上で「やはりいろんな形で休む期間も必要だなと感じている。体重が落ちないということは、ただ体が大きいというだけじゃなく、精神的な疲れとか、いろんなものが重なっているのではと思う」と話した。 今後については「また日本代表になれる強い力は持っているので。1度リセットするということも必要なのかなと感じている。諦めるような年齢でもない。しっかりと立て直してほしい」と昨年まで世界選手権に3年連続で出場しているほか、今夏のパリ五輪代表争いでも存在感を見せていた実力者の復活を期待した。 全日本柔道連盟の内規では強化指定の除外対象となるため、今後の強化委員会で協議される見通しとなった。
西日本新聞社