スケボー金・吉沢恋選手 東京五輪で“金メダル技”見て「えっ?できるんじゃない?」と自信 パリ五輪で“金メダルに恋した14歳”躍動
実況・倉田アナ「日本の14歳、吉沢恋決めました!金メダルに恋した14歳!」 パリ五輪、スケートボード女子ストリートは、日本勢が「金メダル」と「銀メダル」のワンツーフィニッシュを飾りました。 金メダルを獲得したのは、14歳の吉沢恋選手です。 【画像27枚】吉沢恋選手 東京五輪を見て「できるんじゃない?」パリ五輪前インタビューを写真で見る
自信のきっかけは東京五輪
普段はカメラの前で笑顔を見せるなど、おちゃめな中学3年生の吉沢選手。 吉沢恋選手(14): 見てくれている友達がいて、祝福してくれてうれしかったです。 ――開会式が行われる川を知っていますか? あっ!えーとなんでしたっけ…せんだ川?あははは(セーヌ川)あ~!そうです! 小学2年生の時に、兄の影響を受けスケートボードを始めたという、吉沢選手。当時からストイックな一面があったと指導してきた寺井コーチは話します。 寺井裕次郎コーチ: 恋ちゃんは特にかも。そんなにやらなくてもいいんじゃないか?ぐらいやっていたよね。 吉沢恋選手(14): 朝9時に来て、夜9時まで。 しかし、当時はコロナ禍で大会なども開催されず。自分がどれほどのレベルなのか分からずにいた時、東京オリンピックで、2歳上の西矢椛選手が金メダルを獲得したことに、衝撃を受けたといいます。 さらにそのとき、あることに気がつきました…。 吉沢恋選手(14): 家族全員で見ていたんですけど、えっ?できるんじゃない?みたいな。みんな衝撃でしたね。 西矢選手が金メダルを決めた技、「ビッグ・スピン・ボードスライド」。この大技を吉沢選手は1年前の10歳の時に成功させていたのです。 自分のレベルを認識することができた吉沢選手は、一気に世界基準へと駆け上がり五輪の舞台へ…。 金メダルを手繰り寄せた“ベストトリック”は、「ビッグ・スピン・ボードスライド」をさらに進化させた技でした。 吉沢恋選手(14): ビッグスピンフリップボードで逆転優勝できて、すごくうれしいです。 自分が追いかけてきた分、みんなからも追いかけられる存在になると思うので。 やっぱり抜かされないように、レベルアップして頑張っていきたいなって思います。 ――まだ14歳。ロサンゼルスも期待してしまいますが スケートボードは選手生命がやっぱり短くて、全体的な平均年齢も低いので、自分が大人になってもこういうふうにオリンピックに立てるんだよっていうことを、証明していきたいなと思います。