暗号資産強気市場で8万8000人の新たなミリオネアが誕生:ヘンリー・グローバル
ニュー・ワールド・ウェルス(New World Wealth)とヘンリー&パートナーズ(Henley & Partners)のレポートによると、直近の暗号資産の強気相場により、2024年には8万8000人以上の暗号資産ミリオネアと、6人の暗号資産ビリオネアが新たに誕生したという。 現在、世界全体で100万ドル(約1億4400万円、1ドル144円換算)相当以上の暗号資産を保有する人は17万2000人で、昨年から95%増加している。これは、ビットコイン(BTC)が3月に史上最高値の7万3800ドルに達した市場の急騰を受けてのことだ。 強気なセンチメントと複数の現物ETF(上場投資信託)の米国でのリリースに後押しされ、ビットコインは2020年、4万2500ドルで取引されていた頃以来、最も強い成長期を経験した。 The Crypto Wealth Report 2024 is a unique publication for followers of digital assets and private wealth and investment migration trends ― whether global citizens, crypto investors, wealth managers, or private bankers.https://t.co/Z5WFJoJjmR#crypto #digitalassets pic.twitter.com/8Kdob9I3GP ― Henley & Partners (@HenleyPartners) 2024年8月27日 クリプト・ウェルス・レポート2024」は、デジタル資産やプライベートウェルス、投資移行の動向を追う人々(グローバル市民、暗号資産投資家、ウェルスマネージャー、プライベートバンカーを問わず)向けのユニークな出版物である 同報告書によると、1億ドル以上の資産を持つセンティミリオネアは79%増の325人に達した。ビットコインはビリオネアの増加に最も貢献した要素で、6人のうち5人がビットコイン投資を通じてビリオネアになった。 暗号資産富裕投資家はまた、暗号資産と課税の面でフレンドリーな国・地域に居住地を確保する傾向もある。シンガポールは、規制のフレームワークとインフラ整備に優れているため、依然として「最高の暗号資産ハブ」であり、アラブ首長国連邦(UAE)は税制上のメリットが大きいため3位にランクインしている。 「2024年の暗号資産富豪は、デジタルな富だけでは満足せず、ボーダーレスな資産に見合うグローバルな移動の自由を求めている」と、ヘンリー&パートナーズのプライベートクライアントグループ責任者であるドミニク・ヴォレック(Dominic Volek)氏は指摘している。 |翻訳・編集:山口晶子|画像:Shutterstock|原文:The Crypto Bull Market Has Created 88K New Millionaires in 2024: Henley Global
CoinDesk Japan 編集部