帝京が開幕戦で競り勝つ 藤倉寛監督は試合前に「国立だからドラマチックになっちゃうよ」と檄
第103回全国高校サッカー選手権大会1回戦(28日、帝京2―1京都橘、国立)開会式後に行われた1回戦で15大会ぶり出場の帝京(東京B)が京都橘に2―1で競り勝った。前半5分にDFラビーニ未蘭(3年)がCKに頭で合わせて先制。後半に一時追い付かれたが、同35分にFW宮本周征(2年)の決勝ゴールで、17大会ぶりの白星を挙げた。 藤倉寛監督(44)は1998年度大会の準優勝メンバーで当時の主将。試合前、選手たちに「選手権で国立だから、ドラマチックになっちゃうよ」とアドバイスしてピッチに送り出した。指揮官の言葉通りに劇的な展開となり、「こんなところで何度も優勝しているのは果てしないなと、すごく体感した」と名門の重みをかみしめた。