12月1日に第100回早明戦 明大副将・秋濱はバックスを統率 日本一『奪還』へ、多彩なアタックを見せる
帝京大戦の敗戦を踏まえ、100戦目の明早戦へ
今季、夏合宿でけがをして開幕戦こそ出場できなかったが、その後の5試合は13番としての出場を続けている。秋濱に自身の強みを聞くと「これといった強みがないと思っているが、いろんなポジションでプレーすることができること、一貫性があることは強みだと思っています。仲間を生かすプレーや自分がキャリーする判断は、これからの試合でも出していきたい」と話した。好きな言葉は「何事も楽しむ」。来春からはリーグワンでラグビーを続ける予定だ。 100回目の明早戦に向けて、「自分たちのラグビーを信じてやれば、結果はついてくる。早稲田大との試合は100回目ですが、あくまでも日本一が目標で、それにつながる1試合だと思っています。今季、本当に毎試合、毎試合、成長できていると思うので、帝京大戦の反省を踏まえて早稲田大に挑みたい」とキッパリと言った。 最後に、明治大のファンにどんなところを見てほしいかと聞くと、秋濱副将は「BKに若い選手が多いですが、一人ひとりがユーティリティーでスキルが高いので、そういったところを生かした多彩なアタックを見てほしい。また『奪還』という目標を自分たちで決めたので、残り少ない試合で1試合1試合成長して、勝ち切ることも大事だが、しっかり楽しんでやっていきたい」と笑顔を見せた。 今季、日本代表候補に選ばれ、成長の跡を見せている副将のCTB秋濱。紫紺のBK陣をしっかりリードして、ライバルとの100回目の対戦で勝利し、日本一「奪還」へ大きな弾みをつけたい。
斉藤健仁