DeNA・牧秀悟「強くとらえることを意識した」 四回にポストシーズン初本塁打となる3ラン
(SMBC日本シリーズ2024、ソフトバンク-DeNA、第5戦、31日、みずほペイペイ)ついに主将にも待望の一発が飛び出した!! DeNA・牧秀悟内野手(26)が「3番・二塁」で出場。四回の第3打席に左翼席へ貴重な1号3ランを放ち「余計なことは考えず、とにかく強くとらえることを意識していた。追加点を奪うことができてうれしい」と拳を握った。 1―0の四回。1番桑原、2番梶原が続けて内野安打で出塁した。無死一、二塁の絶好機。牧はソフトバンク3番手の前田純に対し1ストライクからの2球目、高めの直球を力強く振り抜いた。高々と舞い上がった打球は大きな弧を描き、ベイスターズファンで青く染まった左翼席へと着弾した。 前日まで2試合連続無安打に終わるなど、日本シリーズ4試合で17打数2安打と苦しんでいた。それでも3番で起用した首脳陣に期待に〝一発回答〟。2022、23、そして今季のクライマックスシリーズ(CS)も通じて、自身ポストシーズン初となる本塁打を記録した。 二回2死一塁の守備では、牧原大の一、二塁間へのゴロを横っ飛びで好捕。内野安打にはなったが、傷口を最小限にとどめて先発のジャクソンを助けた。前日の第4戦でも痛烈なライナーをダイビングキャッチし「一つの安打で流れも変わる。必死にアウト取れるやつはアウト取ることだけ考える」と語っていた主将。攻守でチームをけん引した。