韓国京畿道で相次ぐ「歩行者死亡事故」…横断歩道で危険にさらされる高齢者
【10月29日 KOREA WAVE】韓国京畿道(キョンギド)で歩行者が車にひかれて死亡する事故が相次いでいる。 20日午後、南楊州市花都邑(ナムヤンジュシ・ファドウプ)のマンション前で、青信号の横断歩道を渡っていた60代夫婦がSUV車(スポーツ用多目的車)にひかれ、女性が死亡した。 また、15日夜には南楊州市真接邑(チンジョプ)の交差点で、陸軍将校(20代女性)が運転する車が左折中、横断歩道で70代女性をはねて死なせた。車側は黄色の点滅信号で徐行する義務があったが、将校は「歩行者を見落とした」と供述している。警察は業務上過失致死の疑いで将校の身柄を軍当局に引き渡した。 韓国では歩行者保護義務を強化する改正道路交通法が2022年に施行されたが、安全運転への意識は依然として低い。 京畿道では歩行者が被害に遭う交通事故が頻繁に発生している。韓国道路交通公団によると、直近3年間で2万5875件にのぼり、死亡者も年平均180人以上に達している。 警察は「横断歩道の手前では歩行者の有無を確認し、一時停止することが重要だ」と注意を促している。 (c)KOREA WAVE/AFPBB News
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