防衛省 川崎重工との架空取引は40年前から 6年間で約17億円と発表
防衛省は27日、海上自衛隊の潜水艦修理契約をめぐり、川崎重工業が架空取引で資金を捻出し海自側に金品を提供していた問題で、架空取引は6年間で約17億円にのぼると発表した。 防衛省が潜水艦乗組員への記名アンケートや関係者へのヒアリングなどの特別防衛監察を実施し、中間報告を発表した。 中間報告では、海自の潜水艦修理契約において、川崎重工業と取引先企業との間で40年前から架空取引が行われていて、過去6年間で約17億円としている。 また、川崎重工業は、架空取引で捻出した資金を使い、海自潜水艦乗組員からのリクエストに応じて、艦内や造船所に併設する施設(=ドックハウス)で使う冷蔵庫やブランド品の作業着、ゲーム機などを提供していた。 川崎重工業からのヒアリングでは、「正規発注スキームの使い勝手の悪さ」の指摘や、「潜水艦乗組員との良好な関係を築きたかった」などの声も聞かれた。 防衛省は、「潜水艦の乗組員は、厳しい環境で仕事している中、物品が満足したものではなかったから、川崎重工業に頼ってしまったのではないか」、「潜水艦修理契約の中で受け取ってはいけないものの区別が教育できていなかった」などの見方を示した。
フジテレビ,政治部
【関連記事】
- 【独自】「来いオラ!この野郎」「アイツを降ろせ!」JR横浜駅で“サングラス男”が電車出発を妨害…車内でホームで大暴れ 沿線火災で2時間遅延後の迷惑行為に乗客「子どもとケーキを食べたかったのに」
- 「永久保存したい」小4男児がノートに描いたリアルな動物に14万いいね…取材後に増えた作品もセンス抜群だった
- 【独自】東京・足立区で闇バイト強盗の下見か 不審な男2人組が玄関前をうろつく…専門家「下見の可能性が高く、強く警戒するべき」
- 【独自】サングラス男が横浜駅で大暴れし電車を妨害 響く怒声“緊迫の4分間” 火災で2時間遅延後さらに遅れ…年の瀬JRで迷惑行為
- 【独自】「違反のデパートになってる」猛スピード逆走に強引カーブ、信号無視…“やりたい放題”に目撃者はパニック 名古屋市