小回り◎、状態面◎で“逆襲必至” 函館記念で前走16着から巻き返しへ
元厩務員の経歴を持つ敏腕記者・スポーツニッポン田井秀一氏が8日、netkeibaTV『前走から一変! 好調馬体チョイス』に出演。14日(日)に函館競馬場で行われる函館記念(3歳上・GIII・芝2000m)出走馬の中から、馬体・状態が大きく変わってきた好走期待馬について解説した。 【写真】リカンカブールこれまでの軌跡 田井氏は複数頭の名前を挙げたが、リカンカブール(牡5、栗東・田中克典厩舎)を真っ先にピックアップした。開口一番に「パワーみなぎる好馬体に目を奪われました」と述べ、臀部や前腕、胸など各パーツに着目して「ド迫力の見た目をしている」と絶賛。「例年通りのロングスパート戦になっても、エンジンの性能でライバルにひけを取ることはない」と太鼓判を押した。 また、舞台適性の高さも強調する。全5勝は直線が短いコースで挙げたもので、「首や胴が短く、重心が低い立ち姿勢は器用な走りにつながり、小回りを苦にしない」と解説。ストライドの小さい走法から「道悪も苦にしない」「最終週の荒れた芝は歓迎の口」と話した。最後に状態面にも触れ、「銭形模様が浮かび上がるほどに皮膚が洗練されている」と改めて後押し。大阪杯(16着)は大歓声でパニックになってしまったが、「平常心でレースに臨めれば逆襲必至です」と巻き返しを期待した。