台鉄の特急列車、土石流で脱線 7人けが/台湾・花蓮
(台北、花蓮中央社)21日午後4時50分ごろ、東部・花蓮県内で、台湾鉄道(台鉄)の特急列車「自強号」が土石流の影響を受け、一部車両が脱線した。列車は現在、現場近くの清水トンネル内に緊急停車している。台鉄によれば、乗客は525人で、現時点で運転士1人と乗客6人の負傷を確認しているという。 列車は瑞穂(花蓮県)発樹林(北部・新北市)行きの229号。台鉄によれば、崇徳―和仁(共に花蓮県)間を走行中、土石流にぶつかり、2両目の車両が脱線した。運転士は手を骨折し、乗客6人が軽いけがを負った。 事故が発生した区間は午後6時現在、単線双方向運転を行っている。また乗客については区間車(各駅停車)で近隣の駅に輸送するとしている。 (汪淑芬、張祈/編集:名切千絵)