「カプカプ」Sakurashimejiが2人で旅へ! カプセルホテルの思い出や印象の変化明かす
――主演を務めるのみならず、本作の主題歌「いつかサヨナラ」もお二人が手がけていますが、この曲に込めた思いを教えてください。 田中 「僕ら世代の方、特に学生の方は将来どうなりたいか明確なビジョンがないという方も多いと思うんです。実際、僕の周りにも結構いるので。ただ、どうなるか分からないけれど何かにチャレンジしてみたり、好きなことをやってみたり…そうやって模索していく時間も大切なんじゃないかなと。この曲はその歩みを表現すべく、あえてフワっと言い切っていない箇所もあり、そこは独特で面白いんじゃないかなと思っています」 髙田 「この曲はドラマが決まり、いろいろお話をしていく中で作り始めた楽曲で、もし自分がそういう旅をしたら…という視点からも書いています。また、旅という言葉をこれから歩んでいく人生にも例えていて、日々感じる不安、それでも進んでいく勇気などを落とし込みました」 ――楽曲におけるご自身のアピールポイントは? 髙田 「ギターソロです。旅をする中で感じる不安や達成感をギターソロで表現すべく、デモの段階から試行錯誤して作ったので、ぜひ聞いていただけたらと思います」 田中 「いいソロだよね、あそこ」 髙田 「それなら良かった!(笑)」 田中 「僕は、サビのラスト1行の『それだけなんだ きっと それだけでいいさ』という部分がこの曲の肝かなと思っています。『それだけなんだ』と言い切ったかと思いきや、『きっと』とどこか煮え切らない。先程お話ししたフワっとした感じというのがまさにそこに現れていて、個人的には好きなポイントの一つです」 ――お二人はSakurashimejiとしてアーティスト活動をしつつ、俳優活動も行っていますが、お芝居に感じる面白さは? 田中 「僕は、お芝居をする中で皆さんと会話をするのがすごく好きなんです。もちろん事前に役作りはしていくのですが、会話をする中で変化していく部分が大きくて。それが不思議な感覚で面白いですね。音楽をしている時の僕は僕でしかなくて、自分との戦いなのですが、お芝居は互いに作用し変化していくところが魅力かなと思います」 髙田 「ベタかもしれないのですが、台本や役を通して違う人の人生に触れられることです。さらには僕自身と照らし合わせた時に、『この人はこう言っているけれど、僕だったらこう言うかも…』と自分の新たな一面が見えたりして。しかも、その発見が音楽に生きる部分も多く、それも含めて楽しさを感じます」 ――このドラマにちなんで、お二人にとっての“究極の癒やし”とは? 田中 「友達との時間です。家でだらだらしているのがあまり好きではなく、休みの日は誰かしら友達といることが多くて。それこそ海斗と亮のようにフラっとホテルに泊まりに行ったり、サウナを巡ったり、そういうことをしている時間が大好きです」 髙田 「僕はVTuberさんの配信を聞いている時ですね。曲作りなどに煮詰まった時にYouTubeを開くと大体誰かがやっていて、聞きながらやると意外とはかどるんです。あとはギターの音作りをしている時。つまりは1人の時間です(笑)。1人で過ごす時間が一番リラックスできますし、癒やされます」