「ハッピー・オブ・ジ・エンド」沢村玲&別府由来が語る“相性の良さ”と“お互いのすごさ”
孤独な男たちの切なくも美しい愛を描き、話題沸騰中のドラマ「ハッピー・オブ・ジ・エンド」(フジテレビ、FOD)が、9月23日深夜、ついに最終回を迎える。ミステリアスな美青年・ケイト/浩然(ハオレン)を演じる沢村玲(ONE N' ONLY)と、全てを失ったどん底男・千紘を演じる別府由来は、本作が初共演。現場で、彼らはお互いをどう見ていたのか? 2人の出会いから、現場で目撃した姿までを深掘りする。さらに、「もし一緒に年越しするなら?」という妄想話も!
――お二人は、共演前から交流があったのでしょうか? 沢村 「共通の友人がいて、別府くんと仲が良くて。それで、この作品が決まる前に、友人との食事の場でたまたま一緒になったんです」 別府 「ホント、偶然ね」 沢村 「その後に今回のドラマの話が来て、友人に確認して、『あの時にいたあの子の名前、もう1回教えてくれる?』って言って、教えてもらって。『なんで?』って聞かれたんですけど、『なんでもない』って(笑)」 別府 「(解禁前で)まだ言えなかったからね(笑)。僕は、本当に一瞬しか会っていなかったからかなり不安で。だから、撮影に入る前は緊張していました。これからドラマを一緒に作ろうっていう人に、最初から悪い印象を持たれていたらどうしようって。でも、大丈夫だったみたいで良かったです」 沢村 「撮影現場で再会した時は、お互い『だよね!? あの時一緒だったよね!?』って確認し合いました」 ――実際、共演されてみていかがでしたか? 相性の良さは感じましたか? 沢村 「初W主演の相手が別府くんで良かったなって思いますね。経験が少ない中でのW主演だったんですけど、いいことも大変なことも一緒に乗り越えて高め合っていけた感じがあります。ありがたいです。相性が良かったんだと思います」 別府 「原作を読んで大好きになって、これは大切にしたいなと思った作品なので相当の熱量を持って現場に臨んだんです。玲くんも同じぐらいの熱量だったので、相手が玲くんで本当に良かったと思います」 ――お芝居する中で、相手の役者としてのすごさを感じたところは? 別府 「もう、最初から浩然なのがすごかったですね。ケイト(浩然)と千紘がバーで初めて出会うシーンがあったんですけど、玲くんが振り向いてこっちを見た瞬間、浩然だと思いました。彼はもう黙っていれば浩然なんですよ。口を開いたら浩然ではないんですけど(笑)」 沢村 「しゃべるのは大事ですからね(笑)。別府くんのいいところは、演じる上で一つ心(しん)があってブレないところ。すごく勉強になりました。自分の中で、役に対して本番前まで考えているのがすごいなと思いました」 ――浩然、千紘ともにハードなバックグラウンドを持った役どころでしたが、どういうところに一番苦労されましたか? 沢村 「僕は、浩然の“感情をどう表現したらいいか分からない”というところです。“分からない”というか、多分本人の中では“こうするしかない”っていうのがあるんだけど、傍から見たらそれが“分からない”となるんです。そこは監督さんに相談して、意識しながら演じました」 別府 「僕は千紘を演じるに当たって軸をしっかり作ったんです。それは、浩然への思いとピュアさ。その二つさえブレないようにと考えていました。2人の会話では千紘から発信することが多いので、だからこそ、結構自由度が高くて。攻めの姿勢でいろんなチャレンジをしていました」