“ヤバい”を卒業できる?感謝を伝えたいのに言葉が浮かばない!語彙力をワンランクアップさせる方法を専門家が解説
「すみません」と「ご飯がおいしい=ヤバい」はどう言い換えるのがベター?
齋藤先生によると、取り引き先への謝罪では「すみませんでした」はNGで、「反省、弁解の余地もありません」という表現を使うと、相手がそれ以上ツッコめなくなるのだとか。 三木さんは「『すみません』は『何に対するすみませんだ?』というツッコミが生まれてしまうので、ビジネスの場では使わないほうがよい」と補足していました。 また、先輩にご飯をご馳走してもらったお礼を伝える際の「お店のステーキ、ヤバかったです」という文面は、齋藤先生が「細胞の一つひとつが爆発するほどおいしかったです」と言い換え。 「自分で考えたオリジナリティのある表現」がポイントとなると語る齋藤先生は、「生涯唯一無二の味でした」など他の表現も伝授し、虻川さんは「すごい!身につけたい!」と驚いた様子でした。
語彙力アップのために挑戦したい「写真の状況説明」&「裁判官ごっこ」とは?
語彙力アップのために挑戦したい方法とは?語彙力をアップさせるためには、写真を見ながら40秒かけて内容を相手に説明するというトレーニングが有効だそうです。 挑戦してみた虻川さんは「全然言葉が出てこない。40秒が意外に長い」と苦悶の表情を浮かべ、齋藤先生は「『あの』や『えーと』を使うと語彙力がない感じが出てしまう」「どこで、誰が、と順を追って表現していくと、イメージが湧きやすい」など、ポイントを説明していました。 子どもの語彙力アップには、「5つのお菓子を兄妹で分けようとしてケンカになった」などの状況に対して、自分が裁判官になったつもりで判決を下し、その理由も説明する「裁判官ごっこ」が有効だといいます。 「どちらかが1個多く食べていい」「完全に平等に分ける」などの「判決」だけでなく、きちんと理由も説明することで、状況把握力と、客観的判断力も養われると、齋藤先生は語りました。
文章を読むのは苦手でも…映画や動画を見ながら語彙力をアップさせる方法は?
最後は視聴者からの素朴な質問に齋藤先生が回答しました。 「語彙力を上げるためには黙読と音読、どちらがいい?」という質問には、「普段は黙読でいいが、いい文章を自分に染み込ませたいときは音読が良い」と答えた齋藤先生。 「文章を読むのではなく、映画や動画で語彙力を上げる方法」については、「映画のストーリーを家族に教える。マンガやアニメでも、人に内容を話すと良い」と齋藤先生は語り、三木さんが「インプットした言葉を『使う』という『出口』が大事。映画のあらすじを話したり書いたりするのは、非常に良いトレーニングになる」と編集者の立場から補足しました。 また「スマホを使って語彙力は上げられる?」という質問には、「ニュースや動画のコメント欄を読んで、面白い表現を見つけると良い」とアドバイスしました。 『ノンストップ!』(フジテレビ)2024年9月6日放送より
めざましmedia編集部