30代前半で1人暮らし、お総菜や外食で食費が膨らみます。どのくらいが平均なのでしょうか?
1人暮らしをしている人のなかには、食事の多くを外食で済ませてしまう人もいるでしょう。一般的に、外食は自炊よりも食費がかさみます。家で食べる場合でも、お総菜などを購入し、結果的に外食と同程度の食費がかかってしまうケースも多くあります。 本記事では、1人暮らしの人の食費や外食費などのデータを紹介しつつ、毎月の食費を抑える方法についても考えてみます。
1人暮らしの人が食料や外食などにかける費用
総務省統計局の「家計調査」から、単身世帯における食料費の平均をみてみましょう。2022年の調査結果によると、勤労単身世帯における1ヶ月あたりの平均食料費は、4万301円です。34歳以下の人に限定すると3万5014円と、平均と比べて5000円ほど少なくなっています。 つづいて、食料費のうち外食にかかる平均費用をみてみましょう。勤労単身世帯における1ヶ月あたりの平均外食費は、1万1492円です。34歳以下の人の平均は1万4023円と、こちらは食料費全体と異なり、平均よりも高い結果となっています。同じ1人暮らしでも、30代前半までの人は、外食にかける金額が多くなる傾向があるといえるでしょう。 一般的なお総菜は、いわゆる調理食品に含まれます。家計調査では、この調理食品の平均金額も公表しているのでみてみましょう。働いている1人暮らしの人が調理食品にかける1ヶ月あたりの平均金額は、8502円でした。34歳以下の人の平均は6987円と、食料全体にかける費用と同様に、平均よりも少ない金額となっています。 ■お酒やお菓子にかける費用 お総菜のついでに買ってしまいがちな、お酒やお菓子にかける費用もみておきましょう。働いている1人暮らしの人が酒類にかける1ヶ月あたりの平均金額は、2406円でした。34歳以下の人の平均は、1053円となっています。同様に菓子類は、全体では3027円、34歳以下の人は2771円です。 人によって何にお金を使うのかは異なりますが、お酒やお菓子に毎月それなりの金額を費やしている人も多くいるといえるでしょう。