GoogleがChromebookおよびChromebook Plusの新機能を紹介
米Googleは10月30日(現地時間)、同社の「ChromeOS」を搭載したノートPC「Chromebook」および「Chromebook Plus」の新機能を発表した。AI関連を中心に多くの機能が追加されている。 【画像】端末を超えた画面復帰機能 ■ Chromebookの新機能 □ホーム画面から直接Geminiにアクセス可能に Geminiがホーム画面のシェルフ(タスクバー)に固定され、Webブラウザーを開かなくてもホーム画面から直接アクセスできるようになった。 □端末を超えた画面復帰機能 端末を超えた画面復帰機能が追加された。ログイン時にほかの端末で閲覧していたWebページやビデオ会議への参加リマインダー、ファイルが提案され、すばやく作業の続きに復帰できる。 □フォーカスモード 作業に集中するためのフォーカスモードが追加された。タイマーと集中できるサウンドスケープ(環境音)またはYouTube Musicのプレイリストを設定すると、サイレントモードが自動で有効化される。 □ファイルをシェルフに固定可能に ファイルをシェルフに固定することで、オンライン・オフライン問わず、ホーム画面からファイルに直接アクセスできるようになった。また、ランチャーにはファイルの提案が表示されるようになった。 ■ Chromebook Plusの新機能 Chromebook Plusには新たなAI機能が追加されている。 □文書読解サポート PDFやWebサイトなどの文書を、右クリックから要約できる。さらに、内容に関して質問も可能。まずは英語から提供開始される。さらに、来年には重要な分野段落を強調表示する機能も追加される予定だ。 □文書作成サポート WebサイトやPDFのフォームで、プロンプトから文章を生成したり、既存のテキストを状況に応じて文体を変更したりといったサポートが行える。9月から日本語での提供も開始された。 □リアルタイム翻訳 Zoom会議やYouTubeライブなど、リアルタイムの配信を含む、Chromebook Plusの画面に表示されている全ての動画に、Google AIの同時翻訳による字幕を表示できる。今月から、日本語を含む100以上の言語に対応した。 □AIによる映像と音声の調整機能 ビデオ通話にAIによる映像と音声の調整機能が追加された。AIによる高品質マイクシミュレーション機能によって、ノイズや反響を軽減したクリアな音質が実現される。また、映像においても、照明や明るさなどが自動的に調整される。これらの機能は、OS自体に組み込まれているため、どのビデオ通話アプリにも対応する。
窓の杜,大東 奈央